ベトナムの日本語人材、給与水準は月1,000ドルが相場
オンライン就職サイトを回ると、必要外国語スキルに「日本語」と記す例が目立つ。
こういった募集例では、「日本語」こそが最も関心の持たれる条件で、学歴や年齢はさして重要でないようだ。
例えばあるサイトでは、衣料品の生産管理者を募集しているが、学歴は高卒でよく、年齢は30~50歳。求められる職能は、10年以上、日本の取引先とやり取りした経験があり、取引先の要望を理解できること。具体的な給与水準は記載されていないが、分類は月給1,000ドル以上となっている。
同様に、他の衣料品の生産管理職でも、学歴は短大卒業レベルしか求めていないが、日本語能力「N2」を要求し、月給は1,000ドル以上。
日本語スキルが高ければ、日本企業で厚遇を得られ、海外研修に行ける可能性もある。
ほか、ある輸出入関係の日本企業は、ベトナム人の人事責任者を募集しているが、学歴は短大卒以上、日本語のコミュニケーション能力があることしか求めていない。月給は初任給2,000万ドン(約1,000ドル)以上、担当業務は採用、育成、給与体系表の作成、人事評価など。
日本語通訳者でも、初任給600~800ドルで募集が多くある。Binh Duong省のある企業は、日本語の読み、聞き、会話ができることで、学歴は高卒以上、初任給800ドルで募集している。
(Sai Gon Tiep Thi)
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(2014/05/29 05:23更新) |