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コラム

“ビニール袋ゼロ”ホイアンの宝島「チャム島」を行く


 そう呼ばれる理由は、行ってみないと分からないかもしれない。Quang Nam省Hoi An市のCham島(Cu Lao Cham)。そこは「青い宝石」と呼ばれている。

■ビニール袋ゼロ

 目も眩むような青い海に、自ら誇らしげな白い砂。そこに、ゴミはただのひとつもない。

 大きな荷物を持って、船でこの島に乗り付ける観光客を見れば、残されるゴミの山に不安になるが、どうやらそれは、過去のものだったようだ。

 島には有名なビーチが幾つもあるが、人が暮らしているのはHuongビーチとLangビーチだけ。Langビーチの人々は、1年を通してやってくる観光客たちによって、生計を立てている。Huongビーチに客は少なく、人々は漁業で生計を立て、愛すべき素朴さが残っている。

 Truong Van Thoiさん(57歳)は、Langビーチで生まれ育ち、生涯のほとんどをHuongビーチで漁業をして生きてきた。子供は家庭を持ちHoi Anで暮らし、そろそろお父さんも本土で、と何度も言われているが、50年ものあいだ海とかかわり、波や魚はもはや「空気」のような、無くてはならないもの。「陸にあがって、家で子供や孫が出入りするのを見て、やることなんて何にもないさ。海が恋しくなるばかりだよ」と彼は言う。

 船に揺られて、島のいろんな話しをしてくれたそのThoiさんによると、Cham島はかつて、観光客にとって驚きの島だったが、人が増えるにつれ、ゴミも溢れるようになった。ビニール袋などのゴミがプカプカと海に浮かび、自然の島、美しい海という魅力は失われ、観光客の足も遠のいた。「お客さんに恥ずかしかった。漂うゴミを指差す姿を見て、心が痛かった」とThoiさんは言う。

 「その状況に危機感を抱いてSuさん(Hoi An市党委員会Nguyen Su書記)がすぐに動いたんだ。商売人に、販売にビニール袋を使わないことを約束させ、住民には買物に行く際に、バッグ持参を呼びかけた」同船していた島民Nguyen Van Anさんが口をはさむ。

 「ノー・ビニール袋」運動が始まったのは2009年5月。島の店々は、観光客への販売に、分解しやすい紙袋を使うようになった。そして、ほら、と指差す先には、波止場に泊まる何艘かの船。「あの木の船、きれいだろう。でも全部、ゴミを集める船なんだ。あの船が出るようになって、きれいになったよ」。

■美しい島に響く子供たちの声

 Huongビーチには、幼稚園から小学校3年生まで通える学校がある。しかしその学校には、3人の女性の先生しかなく、1年生の生徒はたった2人しかいない。島の教室は、本土と比ぶるべくもない。図書室もなければ、本や新聞などは贅沢品の部類に入る。4年生、5年生になれば、この島で唯一中学校まであるLangビーチに行く。それより先に進学するには、本土に行かねばならない。

 その替わりにと言っては何だが、ここの生徒たちは、生きた授業を受けている。課外授業に先生たちは、20人にもならない子供たちを連れて、島中を歩く。引き揚げたばかりの網にでくわせば、そこで話に花が咲く。

 夜になり、海風が吹いてくれば、若者達は誘い合わせて、木陰でお話し。はるか遠くに、漁船と街の灯りが、蛍のように大洋に仄めく。

 島の人々、特に子供たちの生活は草木のように純朴だ。その澄んだ笑い声は、この小さな島中に響かんばかり。

 インターネットも通っていないため、子供たちはオンラインゲームも知らない。定番の遊びと言えば、かくれんぼやサッカー。それでも笑い声は、鮮やかだ。もしかすると子供たちには、こういった美しい環境が必要なのかもしれない。

(Nguoi Lao Dong)


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(2013/07/20 01:51更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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