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コラム

ベトナム兵士の“腕”半世紀ぶり本人のもとへ、米軍医が返還


 米国の元軍医Sam Axelradさんが、50年近く前の“ベトコン”に腕の骨を返還した。

 1966年、An Khe近くのRadcliff営舎の医療隊を指揮していた彼のもとに、ヘリコプターで1人のベトコンが運ばれてきた。片腕が腐り、動かすこともできず、危険な状態だった。医師らは、そのNguyen Quang Hungさんの命を救うために、壊死した腕の半分以上を切断した。その後Samさんは、その切断した腕を保管することにした。

■「預かっていた」

 7月1日、その腕の骨を返還するため47年ぶりにGia Lai省An Kheを訪れたSamさんに、その場にいた人々は涙を堪えきれなかった。

 「Sam医師が、半世紀近くを経て、私の腕を返すために自宅まで来てくれると知ったときには、胸がいっぱいになりました。恩人に会える、と嬉しくて、この数日は眠れませんでした。子供にも、帰ってきてお会いして、感謝を伝えなさいと言いました。受け取った腕は大切に保管して、子供たちには、私が死んだら、一緒に埋めてくれるよう話しています」とHungさん。

 一方Samさんは、「腕を返すことができ、自分の願いが叶って心が軽くなりました。Hungさんは、若くして死ぬところから助かった特別な人。残念なのは、奥さんが亡くなってしまったこと。2年前に知っていれば、Hungさん夫婦をアメリカに連れて行って治療できたのですが」と話す。

 Samさんは今回、子供2人と孫2人を伴っていた。Samさんの息子Chrisさんは、「この再会を目にできて、とても素晴らしく感じています。父にとってどんな意味のあるものだったのか私は知っていましたし、私の娘にも、この大切な出来事を目にして欲しかったのです」と言う。

 一風変わった記念品をアメリカで半世紀近くも持っていたSamさんだが、「本当に自分が所有していたとは感じなかった」という。この腕は自分が預かっているだけで、これはHungさんのもの、Hungさんにとって意味のあるものだと感じていた。そのため今年75歳になるSamさんは、テキサスから地球を半周ほどしてハノイへ、ハノイからQuy Nhon、そしてAn Kheへと赴くことを決意した。「本当に特別な出来事で、実現するとは夢にも思っていませんでした」医師は時おり言葉を詰まらせた。

■開けられなかったトランク

 1967年にベトナムを離れるにあたって、荷物をまとめている際に、持ち物の山の中にあった腕の骨。「捨ててしまうこともできましたが、何だか思うところがあって、アメリカに持ち帰ったのです」。

 リンドン・ジョンソン大統領の演説文やベトナムで撮影した写真、その中にはHungさんの写真も含まれていたが、戦時の100点あまりの資料とともに、腕の骨を保管した。何十年ものあいだ、全てをひとつのトランクにしまっていた。

 そのトランクを再び開けたのは2010年、ベトナムに戻ろうと決めたときのことだった。「90%の元米兵と同じように、私たちは、戦争で心に影を抱え、戦争後遺症と呼ばれるものに、さいなまれていました」何十年ものあいだ、戦争の記念品をしまったトランクを開けられなかった理由をそう語る。「私たちは、戦時の痛ましい記憶を呼び覚まされたくなく、そしてまた、それを誰とも分かち合いたくなかったのです」彼は続ける。

 Samさんが初めてベトナムを再訪したのは2012年、いつかのベトコンの家族を探せれば、望みはそれだけだった。ホーチミン市からGia Lai、Binh DinhそしてHue、北部と訪れ、昔の思い出を、子供たちに語った。

 この時に彼は、『Thanh Nien』紙の記者に偶然めぐり合い、その話が2012年11月に新聞に掲載された。

 腕の返還のための、An Kheでの再会の場が整えられたのは、間もなくのことだった。

 それはまるで奇跡の旅でした――老齢の医師は、こう話した。

(Thanh Nien)


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(2013/07/03 03:40更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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