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コラム

2,000ドンの朝食で生産性大幅改善、ある外資企業の取組み


 Taekwang Vina社(Dong Nai省Bien Hoa 2工業団地・革靴製造)で働くワーカーは、社員食堂でフォーガーやフーティウ(南部の麺)、肉まんなど、“立派な”朝食をわずか2,000ドンで食べられる。

■会社からの食事補助

 朝6時30分、TaekwangVina社の社員食堂は、食券を交換するワーカーで賑わう。同社の4工場で働く総勢2万4,000人近くが、すべて工場内の食堂を利用でき、ここで2,000ドン札は、一回の食事代として重宝されている。

 熱々のフォーガーのどんぶりをテーブルに置きながら、Nguyen Thi Thu Thaoさん(Dong Nai出身)が、話してくれた「ここじゃフォーガーがたった2,000ドン。路上の屋台で食べれば1万5,000ドンはするわ」。テーブルの向かいに座っていた男性も、強い中部なまりで話す。「いまどき2,000ドンで何が買える? 中身なしのフランスパンか、おこわ半分くらいだよ。でもここじゃ2,000ドンで美味しいものが食べられるんだ」。他の女性ワーカーが続く「今一番安いインスタントラーメンでも2,000ドン以上するし。社員食堂の朝ごはんで節約した分が、毎月の下宿代に回せるの」。

 Le Van Quangさん(Hai Duong出身)によれば、美味しいだけでなく、椅子やテーブルも清潔で、給仕係りも揃う社員食堂に、誰もが満足している。満腹になって、しっかり働く、これが会社の方針であり、沢山食べたい人は、2食分買うこともできる。

 これまで様々な工場で14年働いてきたNguyen Thi Truong Thanhさん(Dong Nai出身)は、「いろんな工場で働いたけど、こんなに安く食事を出してくれるところはない。ほかの工場でも、同じようにすればワーカーは本当に有難いのに」。

 今朝の4,500枚の食券は、完売だ。2,000ドンなんて、一回のバイク駐輪代ぐらいにしかならないと思っていたが、ここでは立派な食事が味わえる。社員食堂管理部長Dao Le Xuanさんによると、朝食メニューは毎日変更し、ワーカーが飽きないよう工夫している。

■遅刻激減、損して得取れ

 「得たもののほうが大きかった」2,000ドンの朝食を導入してからの会社幹部の率直な感想だ。

 会社労働組合長Dinh Sy Phucさんによると、以前ワーカーは、生活費に回すために食事代を節約し、安い食事で食中毒になったり、栄養不足で健康に影響がでたりしていた。しかし会社の朝食補助が始まった2012年6月からは、美味しい食事が食べられると同時に、会社が自分たちの健康に関心を寄せてくれているという心理的な安心感で仕事への意欲が高まり、生産性も上がった。

 「朝食補助を始めてから、朝の工場門前の騒ぎを一掃できました。ワーカーが路上の屋台で、始業時間を気にしつつ朝食をかき込む必要はなく、社員食堂へ向かい、食事後そのまま仕事場へ。遅刻も激減しましたよ」

 この朝食制度を導入するために会社幹部は、食品の市場価格やワーカーが通常口にしている屋台の調査を行った。結果解ったのは、屋台で1万~1万5,000ドンで売られている朝食の、調理の手間賃、利益、廃棄分などの諸費用を除いた原価は、5,000ドン程度ということだった。

 人事部長Chung Sinh Tai氏によると、現在会社が提供する食事の原価は5,000ドン。差額は、福利厚生資金と会社利益で賄っている。また通常、外部業者に給食サービスを依頼すれば、業者が食事の質を下げ不当に利益を搾り出しコミッションを分け合うことがあるため、社員食堂部門で従業員を直接雇用するようにした。「正門で出入荷検査部門とガードマンが協力し24時間体制でチェックしています。社員食堂で余ったものを持ち出すことも絶対できません」と自信を持って話すTai氏は、会社が自前でこの制度を実現すれば、確かに余分で面倒な仕事は増える、だがワーカーたちの厳しい生活に共感するなら、どんな会社にも実現できるのではないか、と話した。

(Tuoi Tre)


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(2012/12/01 01:34更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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