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社会とトレンド

増えすぎたバイク、乗り換えが進まない可能性も


 ベトナムの交通システムはますます劣悪になっているが、その原因が、国民の交通機関選択の方向付けに端を発していると指摘する人は少ない。

■自動車が増えはじめてもバイクの増加止まらず

 政府が中国からのバイク完成車輸入を許可してから、バイクの一般的な価格は、それまでの2,000ドル超から1,000ドル未満に落ち、バイク販売は急増した。2001~2005年の5年間でバイクは840万台から1,620万台に増え、一方で政府は自動車に対する政策を変えなかったため、自動車数は33万台から60万4,000台に増えただけでしかない。

 自動車が本当に増え始めたのは、ベトナムが世界貿易機関(WTO)に加盟してからで、2007年7月~2010年7月に74万8,000台から160万台に増加している。主な原因として、一部国民の急速な富裕化がある。しかし同じ期間、バイクの増加もこれに劣らず、1,990万台から2,960万台に増えている。

 ベトナムの交通手段はほとんどが個人のもので、往来需要の80%近くをバイクが占め、15%を自家用車、その残りを公共の交通機関が担っている。一方先進諸国では、公共の交通機関が往来需要の約20%を担い、個人の乗り物は自動車が中心だ。アジアでベトナムのようにバイクの数が自動車を上回るのは、インド、タイ、インドネシア、カンボジア、パキスタン、台湾など10カ国・地域ほどであり、なかでもベトナムが最も大きい。

 このことから、世界の主な傾向は依然として自動車にあることがわかる。発展途上国の全体的なシナリオとしては、公共の交通機関が往来需要で担う割合を20~30%とすることで、アジアにあるバイク利用が多い国としては、自家用車の利用率を公共の交通機関の利用率とともに高めていくようなものになっている。

■もはや数は増えすぎたか

 しかしこの傾向は、ベトナムでは起こらない可能性がある。バイクの数が増えすぎてしまったからだ。バイクが普及しきった状態で、バスや自家用車といったその他手段は、その長所を発揮できない。うろちょろするバイクに対処するため、これら交通機関の速度はかなり落とされる。

 バスの発展は不可能だ。迅速な移動ができず、時間も守れず、狭い道で都市全体を網羅することもできず、歩行者用の歩道も占領されてしまって利用客を集められないからだ。現在のバス利用者は5~7%だが、これはすでに飽和水準と言えるのかもしれない。

 また人々は、バイクでの移動が便利な都市中心部に集中するようになる。そうすると不動産投資でバランスを欠くようになり、中心部と郊外の不動産価格の格差はますます広がる。また住民の立ち退きができなくなることから、中心部の区での近代的な都市建設計画も失敗に終わるだろう。そして、衛星都市の建設も成功は難しいかもしれない。衛星都市からの移動は、どんな交通機関でも時間がかかりすぎるからだ。

 その結果、交通インフラと都市建築は向上が難しくなり、私たちはその機動性から、ベトナムではさらに多くのバイクが利用される状況を目の当たりにするかもしれない。渋滞と狭い道路という条件では、他の乗り物と比べバイクは速く、荷物もそれなりに運べて、どこにでも入ることができ、燃料消費も少なくてすむ。

 ベトナムの交通システムの発展が、述べてきたように続くなら、私たちはバイクから乗り換えられない状態となる。専用性に劣る乗り物であるバイクから、より長所の多い自動車や公共の交通システムにひとりでに移り変わることは、各国のように起こらないかもしれない。

(Sai Gon Tiep Thi)


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(2011/01/07 06:17更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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