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社会とトレンド

正規代理店でも売値管理は難しい?――ホンダの人気スクーター価格高騰


 テト(旧正月)前頃から、Honda Vietnam社のスクーターLeadとAir Bladeの販売が好調だ。この人気に乗じてか、同社の一部正規代理店(HEAD)は、この2車種をメーカー希望価格以上の値段で売るようになっている。

■メーカー価格を超える売値、「サービス料」でごまかす

 ホーチミン市で、Honda社のウェブサイト上で公表されている価格で販売するHEADを探すのは至難の技のようだ。あるところではAir Bladeを3,400万ドン(約2,000ドル/メーカー価格2,850万ドン[約1,676ドル])、またあるところでは3,500万ドン(約2,059ドル)とし、Leadも、ウェブ上の価格3,100万ドン(約1,824ドル)のところ、3,800万ドン(約2,235ドル)にまで押し上げられていた。

 Leadを求めて様々なHEADを回ったNさんによると、1区Nguyen Trai通りの店舗では、黒のLeadが登録料込みで3,650万ドン(約2,147ドル)と告げられた。分割払いなら、さらに50万ドン(約29ドル)上乗せされるという。

 HEADの共通した言い分が、現在LeadとAir Bladeはとても品が少なく、高値で売るのはそのためというもの。しかし店頭を見ると、かなり多くの店舗に商品が見える。だが従業員によると、それらは売約済みのものだという。

 一部店舗では差額を隠すためか、登録料込みで価格を提示しており、顧客に渡される料金明細には、「サービス料」としか書かれない。

 HEADで客に「少し安い」と耳打ちする中間業者も現れている。例えばXという店でAir Bladeが3,450万ドン(約2,029ドル)で売られていたとすると、この業者は客に100万ドン(約59ドル)ほど安く売る店を紹介すると話す。しかし実際には、そこも店舗Xの知り合いの店で、中間業者はそこでコミッションを得る。

 コネを使ってより安く手に入れる消費者もいる。HEAD関係者が郊外の他店などから「友好価格」で入手し、そして自分の知り合いに車両を売るといった形だ。このような形では市場価格より100万~150万ドン(約59~88ドル)安く手に入る。

 HEADのなかでも大きな店舗は通常、売れ筋商品を中心部から離れ、販売力の低い店舗から集めている。この現実から、少なくない消費者が、Honda社に問い合わせても、最も良い価格で購入するには複数のHEADで価格を聞いた方がいいと勧められている。

 このような品薄の状況は、Honda社が1998年にSuper Dreamを発売した当時からあったが、2002~2007年まで各HEADがメーカー希望価格より高く売ることはなく、外部に販売しコミッションを得るくらいだった。

 しかし現状を見る限り、HEADの多くが裏で示し合わせて価格を上げている気配が見える。なかにはHEADがHonda社に対する自分達の力を示そうとしていると言う人までいる。

■メーカーは代理店の前に無力か?

 Honda社は、価格高騰の責任をHEADに押し付けているようにも見える。彼ら曰く、各店舗に車両が渡ってしまえば、同社に干渉する権利はなく、干渉すれば競争法に抵触する。HEADが代金を支払えば、売値を決める権利はHEADにあり、Honda社がウェブや広告で発表する価格は、あくまでメーカー希望小売価格ということになる。

 以前のAir Blade高騰時に消費者は、HEAD以外の販売店で高く購入するくらいだったが、今は多くのHEADでメーカー希望価格より300万~400万ドン(約176~235ドル)高く設定されている。

 今から約7年前、格安車種で最も売れたWave Alpha熱が起こったとき、Honda社はブラックマーケットでのWave Alpha販売を調査したことがある。これはHEADが車両を外に出し、利益を得ている現場を押さえるためだった。

 ということは現在でも、Honda社はやろうと思えば、小売価格の統制や売値をつり上げている一部HEADの動きを抑えられるはずだ。売れ筋商品の増産に加え、大手HEADと協議し、小売価格の維持を求めることもできるだろう。

 しかし各HEADは現在、以前より強硬になったようだ。もはや流通契約を打ち切られることを恐れていないようにも見える。それどころか一部のHEADは手を組み、割り当て地域での共通価格を決定しているようだ。

 バイク販売業界の話では、売上のよい流通業者はメーカーから優先的に売れ筋商品が供給される。そのため一部HEADは、売れ行きの悪い商品について数十ドルの損を受け入れ、高い売上を達成しようとしている。Air BladeやLeadという人気スクーターの「割当て」を得るためだ。

 これはベトナムにおける各電子メーカーの商品供給形態とも似ている。販売の多い流通業者は、売れ筋商品を優先的に仕入れられる。そのため売れない店は、メーカーから信頼されず、人気商品を仕入れることができなくなる。

 HEAD各店を回れば、主に大きな店舗にしか、販売用のLeadやAir Bladeが無いこ
とが分かるだろう。郊外店は、大手にこれら商品を譲らなければならない。もちろんその代わり、こういった大手店は人気の落ちた商品についても、それなりの販売実績を上げなければならない。

 格安で購入者が多く品不足になったWave Alphaに対し、Air BladeやLeadの価格高騰は、主にHEADが意図的に価格を上げているためだ。Air Bladeに関して彼らは商品を外に出し利益を得て、LeadについてはHonda社がまだ増産していないことを知って、何食わぬ顔で品を抱き込み、高値で売っている。

 一部HEADの力というものは、以前のようにHonda社が統制し難いほどに、強力になっているのだろうか。
 

(Dau Tu)

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(2009/03/31 07:52更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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