HOTNAM!ベトナム最新情報 HOTNAM!トップ | ベトナムニューストップ ベトナムニュース 【The Watch】 ビジネス最新情報

トップ ニュース フォーラム 基礎データ 書店 生活情報 ディレクトリー
 ニュース検索
 ニュースカテゴリー
ニューストップ
政治・経済
投資・進出
日系企業情報
事件と出来事
統計情報
人事・法律・会計・労務
社会とトレンド
コラム
クローズアップ
インタビュー
 TheWatch ニュース
週4回(火・水・木・金)電子メールで最新ベトナムニュースを送付、日系進出企業の定番情報収集メディアとなっています。
定期購読(TheWatch)
 ベトナム関連書籍
ベトナム関係の書籍情報をさらにジャンル別などで細分化し、分かりやすくベトナム関連情報を紹介しているインターネット本屋さんです。
HOTNAM!ベトナム書店

クローズアップ

ベトナムの悲願、ハイバントンネル開通までの軌跡


 ベトナム中部、Hai Van峠トンネルが6月5日、5年の工期を経て竣工した。建設はどのように進められ、開通によりどんな効果が期待できるのだろうか。

 Hai Van峠トンネルプロジェクトは日本のODA(政府開発援助)借款およびベトナム政府予算により行われ、工事はHazama竏辰ienco 6およびDong Ah竏担ong Daの2コンソーシアムが担当した。

 トンネルはThua Thien-Hue省Phu Loc県Lang Co町からDa Nang市Lien Chieu区Hoa Hiep街区を結び、22kmだった峠越えが12kmに短縮された。東南アジア地域では最大規模で、トンネル部15.1km(▽本坑・全長6,280m、幅11.9m、高さ7.5m、▽避難坑・全長6,280m、幅4.7m、高さ3.8m、▽換気坑1.8km、▽集塵機坑・3本、▽本坑と避難坑を結ぶ避難連絡坑・15本)、トンネルと国道1A号線を結ぶ連絡道路6km(橋梁7本を含む)から成っている。坑内は2車線(1車線は幅3.75m)で、緊急時に備え駐車スペース18箇所、200mおきに緊急時の専用電話、50mおきに火災警報ボタンが設置された。トンネル運行センターはFMラジオ(106MHz)で交通情報を発信し、ドライバーの安全走行をサポートする。

 1996年4月23日、Vo Van Kiet首相(当時)がHai Vanトンネル建設地を視察し、ベトナム国家自然科学技術センターが用意した地図のHoi Thuong(現在のHai Vanトンネル北側入口地点)に印をつけた。その後交通運輸省直轄の設計コンサルティング総公社(TEDI)、および日本の高速道路協会は1996年半ば、8路線の実現可能性調査草案をまとめ政府に提出した。1998年9月30日、首相決定第905/QD-TTg号により2D路線草案によるトンネル建設が承認され、2000年10月1日、正式に掘削工事が開始した。

 工期は約1,600日で、国内外から労働者、エンジニア、専門家が1日平均1,200人(最大で2,100人)動員され、工事には新オーストラリア式トンネル工法(NATM)を採用し、1日あたり10~12m(従来の2倍に相当)の掘削が可能となった。日本工営、Louis Berger(米国)、TEDIの共同コンサルティングによる工事の大幅な改善で国際基準をクリアする質の高いトンネルが完成した。世界の最新技術を駆使したトンネル30本に数えられ、世界中の注目を集めている。

 Dao Dinh Binh交通運輸大臣は、「国内外のコンサルタント、建設業者の協力、および日本や韓国のエンジニアとの協力、またベトナムと日本両政府の協力があってこそ成功したのです」と述べた。Louis Bergerコンサルティング会社のNigel Butterfield測量技師は、「ベトナム人エンジニアは、忍耐強く、聡明で研究熱心という印象を受けました。今後東南アジア地域におけるトンネル建設で、ベトナム人技術者が活躍する可能性は大きいでしょう」と話す。HazamaやDong Ah側も、「将来、諸外国でトンネル掘削工事があれば、ベトナム人エンジニアと一緒に仕事をしたい」と高い評価を得ている。

 1996年の視察時にVo Van Kiet前首相が赤印をつけた地図を保管しているというTruong Dinh Hien博士は、「開通により中部都市から各地への交通の便が大幅改善され、中部沿海の工業都市は重要経済地区としての役割が期待されます」と述べた。

 Binhベトナム交通運輸大臣によるとHai Van峠トンネルはDung Quat竏辿ue間の高速道路と近接していることから、交通量の増加が見込まれ、第2トンネル建設計画がすでに立案されており、資金調達の目処が立ち次第着工する予定だという。また今後ベトナム人エンジニアおよび労働者が海外のトンネル建設工事に参加する際には、同省は最大限の支援を行う方針だ。

 元Da Nang市人民委員会委員長のHuynh Nam氏は、「トンネルの完成は、輸送距離・時間・経費の縮小に加え、各種車輌の通行を容易にしました。Da Nang市からタイへのアクセスも至便となり、市の発展にも重要な意味を持ちます。市は今後、Tien Sa港の開発に全力を注ぎ観光開発を進め、国内はもとより東南アジアにおける物流のハブ地点となる都市を目指します」と述べた。


■Hai Van峠トンネル開通までの軌跡 
・1994年3月22日: ベトナム政府がHai Vanトンネル建設投資を許可。
・1998年9月30日: 首相により投資プロジェクトが承認される。
・2000年8月27日: 着工式。Phan Van Khai首相により着工ボタンが押される。
・2001年5月20日: 初の掘削が北工区で開始。
・2003年11月7日: 北工区と南工区が貫通。
・2005年6月5日: トンネルの供用開始。

(Nguoi Lao Dong / Dau Tu / Tuoi Tre Chu Nhat)

(2005/06/11 02:18更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

『ベトナム最新情報』は、ベトナムに投資・進出する日系企業の定番ビジネスニュースです。
詳細は『ベトナム最新情報』をご覧下さい。

ベトナムニュースヘッドライン

[クローズアップベトナム最新情報5084号 目次(07/20)
[コラム 日本人が起業したKAMEREO、ベトナム飲食業界の未来に貢献(07/20)
[日系企業情報日本のイオンが「ベトナムウィーク」、ベトナム産果物を輸入販売(07/19)
[コラムスマートホーム市場、無限の潜在性(07/14)
[日系企業情報日本製品販売チェーン、「PANPAN」が人気(07/13)

HOTNAM!トップ > ベトナムニュース > クローズアップ > ベトナムの悲願、ハイバントンネル開通までの軌跡 
トップ ニュース フォーラム 基礎データ 書店 生活情報 ディレクトリー

広告掲載 - お問い合せ - 利用規約 - プライバシーポリシー
©1999-2021 HOTNAM! All rights reserved.