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社会とトレンド

ベトナムの都市部における新たな消費行動


 FEER新聞の記者Margot Cohen氏は、ここ数年ベトナムで生活している。10月28日付けFEER新聞には、ベトナム都市部の新たな消費性向に焦点をあてた彼女の記事2本が掲載された。テーマは、「ベトナム:二大都市における膨大な消費」と「裕福層における新たな嗜好」で、現在ベトナムは大きな変化を遂げつつあると報告している。

■ハノイが贅沢志向に
 “節約のハノイ、贅沢なサイゴン”。これは長い間、ベトナム北部と南部における消費行動の違いを形容する言葉だった。しかし今、大きな変化が起きている。ハノイの人々が高価なブランド品を好むようになる一方で、南部の人々は、より安価な物を求めている。
 高級電化製品店を経営するBui Hoang Haiさんによると、最近ハノイの人々は、豪華な大画面テレビや耐久性に優れたブランド製品を好むようになった。それに対し根っからのサイゴンっ子は、ブランドよりも値段の安さを重視する傾向にある。一つの物に多額のお金を費やすよりも、頻繁に買い換える方を好むようだ。
 TOTO VIETNAM社 販売促進課課長のHiromoto Haranoさんも、これと意見を同じくする。彼は、「ハノイの人々は、比較的日本人に似ていて、値段交渉がとても苦手なのです」と言う。
 外国に出かける人が多くなり、海外の流行を知るようになってからというもの、この二大都市ではブランド製品の売り上げが伸び続けている。インターネット広告は人々がブランドに関する情報を入手する一つの手段となっている。
 ベトナム北部、南部ともに、人々の志向は変化している。5年前、Taylor Nelson Sofres全国市場調査会社が都市部に住む1,200人を対象に行った意識調査では、「よい商品を購入するためには高いお金を払ってもかまわない」とした人はたった半数に過ぎなかった。しかし、今年の調査でYESと回答した人の割合は5年前に比べ80%も増加したのだ。

■拡大する都市部と農村部の消費格差
 ある高級家具展示場では、“世界でたった一つ、自分だけのマイホーム作り”という謳い文句が掲げられ、2,500ドルもする赤い皮のソファーとテーブル、1台11,000ドルの50インチ大型液晶テレビなど、セット販売による商品が展示されている。
 国民の平均年収が480ドルとされるベトナムにおいて、このような値段は相応しくないように思われる。しかし、最近2,000?のショールームをオープンしたインテリア販売会社An Duong社社長のNguyen Chi Dungさんは、ハノイの消費者たちは、かなり以前から、ありふれた商品を買うだけでは満足しなくなったと実感している。彼は、「若者たちも中年も、最近は多くのお金を手にするようになり、最先端の流行を追い求めている」と言う。
 こういった都市部における消費行動の明らかな変化は、ベトナムは貧しい国という外国人のイメージを覆す。ハノイやホーチミン市の中流階級の人々にとって、家庭用パソコン、携帯電話、洗濯機の購入や海外旅行ツアーに出かけることは、ごく当たり前のこととなった。さらに高所得者層となると、フランス製の下着にイタリア製のバイク、スイス製の時計、果てはリモコン操作可能な日本製トイレといった贅沢な製品も愛用しているのである。
 この著しい消費の変化にはいくつかの要因がある。ある人は、不正な資金と不動産投資が原因であると分析する。しかし、全ての人々がこういった方法でお金を手にしているわけではない。ここ4年間で、ベトナム国内における私企業が急速に発展し、これまで以上に都市生活者は豊かになっている。
 世界銀行は、この二大都市の経済力に関する驚くべき推計を発表した。すなわち、ベトナムにおける1ドルの価値が、アメリカにおける1ドルの価値の5倍であると仮定すると、2002年のホーチミン市あるいはハノイにおける平均的な4人家族は約2万ドルを消費したことになるという。
 ハノイのLouis Vuitton(革製品で有名なブランド)専門店では、ここ1年間、1週間に約170人の客が訪れることから、クリスマスを機に売り場面積を3倍に増やす計画を立てているほどだ。
 最も印象的なのは、衛生陶器の急激な消費の増加であろう。TOTO VIETNAM社は今年7月、2,900万ドルを投資しハノイの工場建設に着工した。Hiromoto Haranoさんは、「裕福なお客様ですと、店に入るなりどれが一番高価なトイレか?と聞いた後、『分かった。じゃあ、それを2、3個もらおうか』と即決するのです」と話してくれた。また、3,000ドルもする日本語の説明書しかないリモコン操作トイレの使い方を、現地社員がベトナム語で説明するサービスも始めたと言う。
 しかしこのような消費行動は、農村とは大きく異なる。都市部と農村部の物価が同じと仮定して算出すると、2002年の農村部における4人家族の年間消費額は約2,560ドルだったという。世界銀行は、ハノイとホーチミン市における家族の平均支出は、農村部に比べ8倍も高いことになると推計する。
 ベトナムにおける都市と農村の格差は日増しに大きくなっているが、隣国である中国ほど激しい経済格差はない。ベトナムではここ数年、農村部の人々もテレビや安い中国製バイクを購入できるようになり、貯金で家を修繕したり、増築するようにもなった。
 イギリスとオランダの合弁会社であるUnileverによると、生活日用品の60%は農村部の人々が購入しているという。しかし生産者の立場からすると、都市部と農村部の消費格差は、不安材料となっている。ハノイとホーチミン市の人口は、ベトナム総人口8,200万人のうち、1,000万人にしか満たない。Hai PhongやDa Nangといった小さな都市も発展しつつあるが、先の二大都市のような消費レベルに達するまでには、まだ時間を要するだろう。

(Tuoi Tre)

(2004/11/04 04:27更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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