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事件と出来事

鳥インフルエンザ、街に広がる波紋


 鳥インフルエンザは、状況が改善されつつある。しかし、現在でも被害は広範囲に及び、大企業はもちろん、ホーチミン市内の小売店にも多大な損害を与えている。
 ホーチミン市8区のアヒル卸売市場やBinh Dang鶏卸売市場は、以前は活気にあふれていたが、現在は営業を停止しており、市場の周りには使用されなくなった家禽用の運送車が留められていた。また、5区のTran Chanh Chieu市場も閉鎖され、市場の前で数人が果物を並べて売っているだけだった。
 Binh Dang市場や8区のバスターミナル周辺には、家禽屠殺場があり、100以上の家族が従事していた。家禽取り扱い専門業者のChinhさんによると、「この地区に住んでいる人のほとんどは家禽屠殺業に従事していました。今は皆、失業したも同然です」と嘆いた。
 Binh Thanh区Thanh Da地区は、アヒル粥が名物で専門店が軒を連ねているが、現在はすべての店が休業している。これらの店の店主によると、顧客の大半は、遠いところからアヒル粥を食べにわざわざ訪れるため、他の料理を出すことを考えられないという。数軒の店はこの時期を利用し、修繕作業を行っていた。また、3区Vo Van Tan通りのCom Ga Thuong Hai(上海鶏飯)は、他の料理を出すことはせず、テト(旧正月)前から休業している。
 また、Binh Dang市場周辺のアヒル粥で有名だったTa MapやThanh Thao、Tam Hienなどの専門店では、現在、他の料理を出している。Tam Hienの店主、Tamさんは「鳥インフルエンザ発生前は、毎日10羽以上をさばいていました。今は麺類を出していますがあくまで一時しのぎです」と言う。また、3区で、鶏肉を使ったフォーや春雨麺などを提供していたBa Motでは、毎日100羽ほどの鶏を調理するほど繁盛していた。店主のLienさんは「今は豚肉や牛肉のうどんを提供していますが、お客さんは激減しました。でも従業員の給料や、ひと月500万ドン(約333ドル)の家賃を支払わなければならないので、店を続けるためには仕方がありません」と話した。3区の薬膳の黒鶏料理の有名店も、現在は豚の内臓料理を出しているが、やはり客は激減しているという。5区や11区で鶏やアヒルの丸焼きを販売していた専門店も豚の丸焼きの販売に変更したが、同様に経営は苦しいという。5区で鶏の丸焼き販売店を経営していたDongさんは、「現在の収入は以前に比べ減りましたが、私も含め、他の同業者も店を畳むことは考えていません」と話した。また、国道50号線沿いや8区で家禽の卵を販売していた業者は現在、貝を売り始めた。そのうちの1人、Utさんは「うちの家族は代々卵の販売で生計を立てて来ました。個人客のほかにも企業や食堂がお得意様で、毎日の売上げは数百万ドンにもなりましたが、今は激減しています」と言う。
 Vanさんの場合は、5年前、メコンデルタのTra Vinh省から一家でホーチミン市に上京し、ひと月70万ドン(約46ドル)の部屋を借り、Tran Chanh Chieu市場で鶏の仲買を始めた。「以前は一家4人で毎日20万ドン(約13ドル)を稼いでいました。今は果物を売っていますが、朝から晩まで働いて1万5,000~2万ドン(約1~1.3ドル)を稼ぐのがやっとです」と言う。また、同じく鶏の仲買業者のLoanさんは、「テト前に、メコンデルタ地域からホーチミン市への鶏の流入が禁止されましたが、それを知らずに通常通りに仕入れをしてしまい、200羽以上の鶏を没収され、1,000万ドン(約666ドル)を失いました。仕入の資金は知り合いから借りたものでした。借金の返済を要求されますが、返すお金などありません。ですから、テトの時期には外に出るのがためらわれ、一歩も外に出ませんでした」と語った。
 Tran Chanh Chieu市場周辺で家禽の仲買をしていた業者の中には、宝くじを売り歩いている人もいる。Trongさんもその1人だ。妻と小学校2年生の子供も手伝っている。Trongさん自身は恥ずかしく、知り合いに頼んで買ってもらっているという。「子供が朝学校へ行って、午後から夜まで宝くじを売っている姿を見ると不憫でなりません。我が家の状況を見て、学校の担任の先生が、授業料を免除にしてくれるよう取り計らってくれました。本当に助かりました。今は食べていくのがやっとですから」と嘆く。
 鶏肉や卵を使用した食品の製造企業も消費者の購買力が弱まり、経営は苦しいという。黒鶏の薬膳料理の加工食品製造するBao Long社は、現在は製品の市場への流通を禁止されているという。
 Vifon食品会社は、製造するインスタント食品の50%に鶏フレーバーを使用している。同社は、鶏フレーバーを欧米諸国から輸入しているため、鳥インフルエンザの影響はないとしているが、売上が20%低下した。そのため、現在は鶏を使用した製品の生産を一時停止し、鳥インフルエンザ問題解決後に生産を再開する予定だ。

(Nguoi Lao Dong)

(2004/08/30 01:24更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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