FaceBookと郵便を使って違法薬物を販売
3月7日、Dong Nai市公安調査局は、Nguyen Cao Tuan Phuong(21歳)と、To Thanh Lam(21歳)を違法薬物売買の容疑で身柄拘束した。
Facebook上で、PhuongはHuy(詳細不明のディーラー)という人物と繋がりをもち、アメリカから取り寄せたというマリファナの売買に誘われ、販売した疑いがもたれている。
Huyが供給する薬物を販売するために、PhuongはFacebook上に情報を掲載し、2017年末から2018年4月ごろまで、Phuongは複数回に渡り12区で薬物を入手し、薬物中毒者らに販売していた。
毎回Lamは、キロあたり550万ドン(27,500円)で、5kgから10kg単位の薬物を仕入れていた。また、他にも複数の薬物を客に提供するべく、Phuongは100粒の錠剤や20gのケタミンを、Huyのような身元不詳の元締めから仕入れ、アメリカのマリファナと混ぜて販売した。
PhuongはFacebook上に複数のアカウントを開設し、それぞれに違法薬物の写真をアップし客を募っていた。客は、Phuongの電話番号にメッセージを送るなどして薬物を注文し、受け渡しのための詳しい場所のやり取りを行っていた。
客から注文が入るたび、PhuongはBien Hoa市内の郵便局へ足を運び、商品の発送と集金を依頼した。小包には受取人の住所と電話番号と自分の電話番号を明記した。しかし、送り主の名前は常に偽名を記入し、中身は「緑茶」と書いていた。
公安の調査によると、2018年5月15日から24日の間に、Phuongは偽名を使い、84人の客に販売した総量は、アメリカのマリファナが9.8kg、錠剤が22錠で、その収益は1億ドン(50万円)に上った。他にも郵便局から3,700万ドン(18万5,000円)が、Phuongの手元にまだ届いていないという。
薬物の調合、販売を行うために、PhuongはBien Hoa市内のとあるマンションの11階に部屋を借り、麻薬や覚醒剤を仕入れるたび、ここへ持ち帰り調合していた。
アメリカのマリファナは調合した後に包装して、一包80万ドン(4,000円)から300万ドン(1万5,000円)で販売し、錠剤は1錠15万ドン(750円)、ケタミンは2gパックを約50万ドン(2,500円)で販売していた。
Dong Nai省公安は調査を継続し、Phuongの薬物売買に関与したとしてTo Thanh Lamを共犯の疑いで逮捕した。Lamは2018年5月からPhuongの依頼を受け、薬物を郵便局へ運び、客へ発送した疑いが持たれている。
加えて2018年3月にLam自身も、Facebook上で知り合ったDucという人物に勧誘され薬物の売買を始め、郵便局からDucへ薬物を発送し、彼から報酬を得ていた。薬物売買が儲かると知ったLamは、インターネット上で自らも薬物売買を始め、複数のアカウントを開設していたという。
(Cong An TPHCM 3月9日,P.9)
(2019/07/02 10:28更新) |