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社会とトレンド

ベトナム大手ファストフード店、ベトナムの路上フードに大苦戦


ファストフードの大手、マクドナルドとバーガーキングはベトナム市場での店舗展開に苦戦を強いられている。これら外資系のファストフードは、ベトナム人の嗜好に全く合っていないというのだ。


■世界では成功、ベトナムでは苦戦


ベトナムの路上フードの定番、魚のすり身を揚げた「フィッシュボール串」を片手に、Thanh Thuyさんは道路を走る車を楽しそうに見つめていた。

「フィッシュボールは美味しくて、何より安いです。私も興味本位で外資系の大手ファストフード店に入ったことはありますが、値段が高く、日常的に行くことはできません」とThuyさんは話す。

他の多くの人も同じような意見だ。Tan Binh区在住のKhanhさんは「ベトナム人はやはりベトナム料理を選びます。マクドナルドやバーガーキングよりも、フォー、ブン、フーティウ、バインミーなどの路上フードは手軽で、大手ファストフード店に比べ、路上のバインミーは非常に安くて美味しいですよ」と話した。これが、多くの海外レストランチェーン店がベトナム市場で苦戦する理由だ。

アメリカのCNBCによると、現時点でバーガーキングは1万6,000店舗、マクドナルドは3万6,000店舗を世界中で展開しているが、ベトナム市場では、伸び悩んでいると驚きを隠さない。

研究機関Numbeoによると、マクドナルとバーガーキングは、ベトナムの路上フードの2倍以上の価格に加え、路上フードの競争も激化するベトナム市場で展開する厳しさに直面しているという。

2016年から2018年に、外資系ファストフード店を訪れるベトナム人の数は31%減少したが、路上フードを利用する人は70%増加した。現在、ベトナムのファストフードでマクドナルドとバーガーキングの占めるシェアは僅か2.8%だという。

多くのファストフードチェーンを手がけたIPPグループのJohnathan Hanh Nguyen代表は、「バーガーキングはフランチャイズ形式でベトナムに参入してきました。ベトナムで60店舗を展開する計画は、いまだに達成できていません。原因はいくつかありますが、まず借地料が高く、なかなか思うような展開ができる場所を見つけられないからです。そのため、チェーン展開が進まないのです」と話す。


■ベトナムフードに外資は惨敗


欧州委員会の統計によると、ベトナム人は収入の多くを飲食に費やしている。また、飲食費の78%が現金払いなど、決済方法が欧米とは全く異なる。この多額の現金は市場や商店、路上販売店などに直接流入し、各ファストフード店に流れるのは僅か1%に過ぎない。

一方、ベトナム系のファストフード企業は、サービス形態は海外チェーンに学び、味は地元の人々にウケる味で展開する。ライバルとの直接対決を避けることで、ベトナム国内で成長を続けている。

ベトナムスナック企業、Tan Viet Sin社Nguyen Xuan Vu社長は、「私たちは外国企業との競争を恐れてはいません。彼らはあらゆる面で大きな力を持ちますが、私たちも彼らに太刀打ちするための独自の策を持っています」と述べた。Tan Viet Sin社は全国に1,000店舗を展開している。

Vu社長はファストフード市場では、大手外資企業との競争を避けるべきだという。例えば、マクドナルドやケンタッキーフライドチキンが中流階級以上の客層をターゲットにしているため、Tan Viet Sinはそれ以下の階層をターゲットにしている。

さらに、ベトナム企業が持つ大きなアドバンテージのひとつとして、ベトナム人の好みを理解していることを挙げた。チェーン展開の規模ではなく、こうしたウケる食べ物が成功に大きく寄与するのだという。

「マクドナルドは、会社が決めた基準に合わせなければなりません。しかし、ベトナム企業は、例えば南部では甘めに、中部では少し塩辛くなど、地方によって調整することができます」とVu社長は続けた。

全国で240店舗を展開するGolden Gate社も、大企業の一つ。2017年末までに、3兆3,000億ドン(165億ドン)の収益を上げた。また、Golden Gate社は、客を惹きつけるための秘訣は、料理の味とサービス方法だと話す。

Retail&Franchise AsiaのNguyen Phi Van社長によると、ファストフード市場では、マネジメント力と創造力があれば、ベトナム企業も外資の大手企業と対等に戦うことができるという。Van氏はまた、ベトナム人の文化、消費習慣に合わせながらも、オリジナリティーがある商品やサービスを提供する必要があると述べた。


■ベトナム人の嗜好に合う味


Pizza Home創業者Hoang Tung氏は、マクドナルドやバーガーキングは長い歴史と国際ブランドを築き上げてきた点を評価する。彼らはフランチャイズ方式を標準化し、アメリカのみならず、世界中の多くの国で成功してきたからだ。

「しかし、この大手2社の弱みは、商品がベトナム人消費者の嗜好に合っていないところです。違う言い方をすれば、ハンバーガーは海外では有名ですが、ベトナム人はあまり好みません。購買力が大きくなく、市場が狭いとなると、苦戦するのは当然です」とTung氏は分析した。


■大手ファストフード店の情況


2014年にベトナムに進出したマクドナルドは、10年間で数百店舗を展開する計画だったが、現時点で7店舗しか展開できていない。バーガーキングにいたっては、2012年に4,000万ドルを投じ、2016年までに60店舗展開するとしていたが、現在までで13店舗の展開にとどまっている。

LotteriaとJollibeeはベトナムの大都市における店舗展開は比較的進んでいるが、いまだ利益は出ていない。2017年の両社の財政報告によると、Lotteria は4,330億ドン(21億6,500円)、Jollibeeは 4,000億ドン(20億円)の赤字となった。

唯一、ケンタッキーフライドチキン(KFC)はベトナムで成功していると評価されている。KFCはベトナム人の嗜好に合った、チキンライスやエビバーガーなどの商品を投入しているからだ。


(Phap Luat 10月16日,P.11)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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(2019/03/15 06:23更新)

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