今年は「トヨタVリーグ」、クリーンに集客増目指せ越サッカー
サッカーVリーグを運営するベトナムプロフットボール社(VPF)は12月30日、トヨタ自動車とメインスポンサー契約を交わした。契約額は明らかにされていないが、昨シーズンのEximbankの300億ドン(約150万ドル)をやや上回る額と見られる。
トヨタ側は少なくとも3年の長期契約を望んだが、VPF側が単年契約を望んだという。
スポンサーに世界の大企業がついたことは、Vリーグには、資金を集める良い潜在力があるということだが、単年契約というところからは、ベトナム側の躊躇も見える。
今回のトヨタとVリーグの協力には、代表でホンダやヤマハを結びつけた電通の仲立ちがあった。それだけに契約には非常に多くの条件が伴い、最も重要なのは、大会がクリーンであり、また同時にスタジアムに足を運ぶ観客を増やす計画や、スポンサーに影響するトラブルを起こさないことなども求められる。これらはまだVリーグが上手くできていないものである。
■サポーターにも補助
VPFのPham Ngoc Vien社長は、「2015年シーズンは、八百長や不正なくクリーンで文化的に運営することを約束する。昨シーズンの1試合平均観客動員7,000人から、今シーズンは9,000人に増やすことに努める。また今年は、優勝賞金(以前は40億ドン[約20万ドル])を10億ドン(約5万ドル)減らし、減らした分をサポーターズクラブに回す」と話した。
Vien氏によると、14の全サポーターズクラブがVPFが示す指標をクリアすれば、1クラブあたり5,000万ドン(約2,500ドル)、合計7億ドン(約3万5,000ドル)を補助する。また毎月選ばれたサポーターズクラブに2,000万ドン(約1,000ドル)が与えられ、シーズン途中で5,000万ドン、シーズンを終えて最も印象的だったサポーターズクラブに1億ドン(約5,000ドル)が与えられる。
(Sai Gon Giai Phong/Thanh Nien)
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(2015/01/03 01:36更新) |