ボーイング787・エアバス350に総入れ替え――ベトナム航空
ベトナム航空の株式会社化後の事業計画をPham Ngoc Minh社長に聞いた。
Q: 首相承認された株式会社化計画について教えてください。
A: 会社は27億ドルと評価され、株式化後の資本金は14兆1,000億ドン(約7億500万ドル)となります。初回発行株式の保有構造は国が75%、戦略投資家に20%を売却、公開競売で3.465%を売却し、残りは従業員と労働組合に優遇販売します。ベトナム航空は今後増資をしても、政府が65%を保有します。
Q: 株価は?
A: Dinh La Thang交通運輸大臣には、当初予定額の2万2,300ドン(約1.1ドル)のままと提案しています。IPOから1年後には、証券市場に上場する予定です。
Q: IPOは?
A: 11月末に行う予定です。目論見書などの作成が9月に終わり、10月末には投資家に公表できると思います。年内に国内IPOを完了し、2015年はじめには株式会社に移行します。
Q: 戦略パートナーの選定は? 全日空が最も有力なのでしょうか?
A: 全日空は、ベトナム航空の戦略投資家となる可能性のある非常に有力なパートナーです。ただ唯一可能性のあるパートナーというわけでなく、他にも戦略投資家になることを希望する投資家はいます。ベトナム航空は、戦略投資家に航空会社または経験のある金融機関を選びます。
Q: 株式会社化後、Jetstar Pacificからは資金を引き上げますか?
A: 支配的な株式を持ち(現在は70%)、50%未満には下げません。Jetstar Pacificを引き受ける前から格安航空会社の設立を考えており、ベトナム航空にとって必要不可欠な商品だからです。
Q: 株式会社化後の目標は?
A: 3年をかけて、Boeing 777、Airbus 330型機からBoeing 787、Airbus 350型機に全て入れ替えます。全面改革が目標で、これは機材のみならず、技術、近代的な管理手法、利用客向けのサービスも含めてのことです。
4つ星航空会社となり、シンガポール航空、タイ国際航空に次ぐ地域3位の航空会社を目指します。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
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(2014/09/24 03:30更新) |