マクドナルド、綿密な市場調査を重ね1号店オープン
アジア太平洋、中東、アフリカ(APMEA)地域で1万店舗目となる「McDonald’s Da Kao」のオープンに合わせ来越したMcDonald’sのCEO・Don Thompson氏が、ベトナム進出について取材に応じた。
Q: 以前にも、Thompson氏自らベトナムにいらしています。
A: 最近の訪問では、ホーチミン市に5日間、ほか数カ所に滞在し、様々なことを調査しました。マクロ経済からブランド認知度、McDonald’s商品に対する支出力に関する研究まで、様々な異なる調査やデータを参考にしました。
新しい市場に進出する上で、調査は非常に重要です。弊社には新市場の研究を専門的に担うグループ会社がありますが、ベトナムではフランチャイズパートナーのGood Day Hospitality社が広報、マーケティング、プロジェクト開発などのスタッフを持ち非常に良い仕事をしており、我々とともに市場チャンスを見定めています。
Q: 今後の店舗拡大計画は?
A: 何店舗オープンするかは、McDonald’s VietnamとAPMEA地域の責任者が検討・決定します。新規出店ではサプライチェーン、人材育成、店舗建設についてまで検討しなければなりません。
Q: ベトナム市場をどう見ていますか?
A: 私たちにとって潜在力に溢れる市場です。ベトナム進出は象徴的な出来事のひとつで、新しい国や市場で、新しいお客様にアプローチした節目となるものです。
Q: 最近は業績が落ちているようです。この時期にベトナムを選んだ理由は?
A: 私たちは90年代後半に急激に成長し、それが2000年代はじめまで続きました。その後問題点を見つけ、市場拡大、店舗増設ではなく、サービスの質向上に向け既存店の強化に集中するようにしました。この決定が、グループの成長に影響を与えました。新しい市場で新たに店舗をオープンするようになったのはこの数年ですが、最も重要なのは、お客様がMcDonald’sをどう体験されるかという点だと考えています。
(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon)
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(2014/02/14 03:29更新) |