ロッテ、2020年までにショッピングセンター 60店舗オープン
Lotte Vietnam Shopping社(Lotte Mart)は、ハノイとホーチミン市を中心に2020年までにショッピングセンター60店舗のオープンを目指している。Hong Won Sik社長に聞いた。
Q: 先日承認されたVung Tau市のショッピングセンターについて教えてください。
A: 敷地面積1ha、Vung Tau市の3 thang 2通りとThi Sach通りが交わるところに建設します。延床面積2万2,000m2、5階建てで投資総額は3,700万ドルを見込んでいます。
Q: 2013年末に開店したショッピングセンター2店舗の経営状況と2013年の売上は?
A: 2013年11月にBinh Duong省で5店舗目、12月にBinh Thuan省で6店舗目をオープンしました。開店まもないですが、多くのご利用があります。2013年のLotte Mart各店の売上は2兆5,400億ドン(約1億2,700万ドル)で前年より60%伸びています。
Q: 近年、世界の大手小売グループがベトナム参入し、ショッピングセンターをオープンしています。Lotte Martの活動と戦略への影響は?
A: アジアを中心とする小売グループがベトナム投資を強化しています。2015年にベトナムが小売市場を完全開放することから、多くの投資家が関心を抱いているのでしょう。またベトナム、ラオス、カンボジアのインドシナ3国は、東南アジア各国に拡大する拠点とも見られています。
この傾向を掴むべくLotte Martはインドネシア、中国など多数の市場へ拡大しています。
Q: WTO加盟時の誓約に則り2015年にベトナムの小売市場は完全開放されます。“継ぎ目”の2014年市場をどう見ていますか?
A: 2015年はベトナム小売市場にとって重要な年です。大企業がベトナムに集結し、競争はさらに激しさを増し、Lotte Martも例外ではありません。2008年にホーチミン市7区に初のショッピングセンターをオープンして以来、ベトナムの小売市場は大きく変化しています。市場と利用者を理解できた小売業者こそが勝者となるでしょう。Lotte Martは、経験を生かしつつ市場や消費習慣の研究、効果的で適切な消費者へのアプローチ方法および戦略の構築に努めます。
Q: 2014年とそれ以降の具体的な計画は?
A: 年内にショッピングセンター6店舗をオープンする計画です。早ければ3月にもハノイDong Da区のTay Son通りで、次に同市Ba Dinh区Lieu Giai-Dao Tan通り地域のLotte Center内でオープンします。これに続きホーチミン市のTan Binh区とGo Vap区で開店し、その後Ba Ria-Vung Tau省とカントー市でオープンします。開店時期は状況に合わせ変えていきます。許可が出れば、すぐに着手します。
2020年までにショッピングセンター60店舗(北部22、中部11、南部27)のオープンを目指しており、特にハノイとホーチミン市(各所約15店舗)に集中するほか、ハイフォンやBac Ninh、Nam Dinh、Nha Trang、Hue、Ca Mauといった地方もカバーしていきます。
(Dau Tu)
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(2014/02/13 03:50更新) |