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スタジオ不足のベトナム映画業界


 「ベトナムほど多様で広大な撮影所がある国はないかもしれない。どこもかしこも撮影所になるからだ」。ベトナムに専用の撮影所が少ないことについて、映画監督らはこう皮肉る。

■天候、資金、順番待ち・・・・・様々な困難

 期待通りの撮影所がないことから監督は、「自然の撮影所」を探す他ないが、そこでの撮影は天候に左右される。長雨や強い日差しに役者や監督がいじめられるのは、いつものことだ。

 2009年の金凧賞(ベトナム映画協会による賞)に輝いたDang Thai Huyen監督の『13 ben nuoc(13の船着場)』の撮影でクルーは、数カ月かけて作品に合ったシーンを探した。その頃は台風の季節で、多くの船着場が土砂崩れに遭い、木々が倒れ、映画には使えなかった。ようやくイメージ通りの場所が見つかり撮影を始めようとしたら、突然の大雨でその船着場も崩れてしまった。

 最近Huyen氏は、Style TVの自主制作映画の監督に招かれているが、ここでも撮影場所の選択に頭を抱えている。撮影班が借りるヴィラは1日約500ドルで、撮影は10日以上かかる。料金が高いため、撮影を計画どおり進めるのに必死だ。このヴィラはすでに100本近い連続ドラマで使われるなどほぼ「専用撮影所」となっており、撮影が重なり順番待ちになることも多い。ホーチミン市7区のPhu My Hungエリアも同様だ。

 撮影のために家屋を借りる場合の値段は様々で、交渉次第で変わる。専用に貸している家屋には一定の価格帯があり、契約は明確で、家主も映画制作を理解しているため困難は少ない。だが不運にも気難しい家主に出会ってしまったら最後、室内が少しでも汚れれば掃除をし、塗装を少しでも剥がしたら弁償。大勢で家に上がったり、物の配置を変えたり、さらにはトイレに行くことすらできなかったりもする。ある時には、メンバーがサンダルを履いたまま家に上がってしまい、撮影班の全員が家主に追い出され、撮影を続行できないこともあった。

 Nguyen Thi Ngoc Bich監督によれば、資金が限られている場合には道路や公園を最大限に利用して撮影しなければならない。だが、自然の雨を撮影したいときに強い日差しが続いたと思えば、日差しが欲しい時に突然のスコールに襲われ、カメラを止めて待たなければならない。夜のシーンを撮影するために家を借りれば、近隣からの苦情も避けられない。

■専用撮影所は夢のまた夢

 専門家らによれば、ベトナムで封建王朝時代の作品をつくるための撮影所をひとつ持つには、5兆ドン(約2億6,316万ドル)近く投資しなければならない。この巨額の資金を投資できるベトナムの投資家は、ほとんどいない。国内映画を発展させるために、国は2001年にCo Loa撮影所の建設資金を提供したが、開始後まもなく様々な困難に遭遇し、建設は停滞してしまった。また政府は2008年に映画『Thai to Ly Cong Uan(Ly Cong Uan太祖)』と『Thai su Tran Thu Do(Tran Thu Do統国太師)』の撮影所建設に投資するとしていたが、先のCo Loa撮影所すら未完成である。

 ベトナムドラマ制作センターの撮影所建設計画は面積7.15ha、投資額1,970億ドン(約1,037万ドン)で現在ベトナム最大の規模で、年500本のドラマ、50本のドキュメンタリー、50本のアニメ、60本近いコマーシャルを制作できる。しかし、2007年に着工し、2010年には最初の作品が誕生するとの約束だったが、現在も計画段階である。

 この状態に痺れを切らし、BHD社、Chanh Phuong映画社、TFS映画社といった民間の制作会社は、それぞれで撮影所に投資している。だがこれらは小規模で、ニーズには対応できていない。

 現在、制作会社50社あまりが年数百本におよぶ映画・ドラマを制作しており、業界は活発だ。だがこうして大量に制作されるなかで、専用の撮影所は不足しており、これが作品の質を落とす原因のひとつとなっている。

(Phu Nu)

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(2010/12/04 01:34更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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