ベトナムの教育と環境分野への支援を強化
― Panasonic Vietnam社長インタビュー ―
教育と環境分野への財政支援を積極的に進めるPanasonic Vietnam社の阿部信弥社長にお話を伺った。
Q: 教育や環境分野への財政的支援を重視しておられます。
A: グループ全体として、教育、環境、社会、芸術、文化、復興のための支援など「企業の社会的責任」を果たすことを積極的に進めています。人はどの企業や団体にとっても貴重な財産ですので、特に集中して支援しています。
Q: 2008年度に御社の奨学金を受けた3人と奨学金を受け日本で学んだ10人のベトナム人学生の研究をどう思われますか?
A: 3人は研究テーマをよく理解しており、非常に現実的なものでした。これらの研究が近い将来、ベトナムの経済社会の発展に貢献すると信じています。
Q: 今後のベトナムの教育、環境に関する活動への支援や投資計画を教えてください。
A: 現在、教育関連では奨学金制度、ハノイ工科大学と連携したソフトウェアエンジニアの育成クラス開講など、環境関連ではベトナムでのエコ工場の活動として生産過程における省エネなどを進めています。
日本では「1台で1本の植樹を!」というプログラムを進めており、対象の省エネ製品1台の販売で1本の木を植えます。結果、Tuyen Quang省Ham Yen県で50万本を植樹できました。
Q: ベトナムで教育機関や科学技術の専門大学を建設、投資する計画は?
A: ハノイ工科大学とともに、ソフトウェアエンジニアの育成における協力関係を構築しました。プログラムはP-classと呼ばれ、毎年優秀な学生30人が参加しています。2009年度には、ベトナムで生産技術短大を建設します。目的は工業生産分野で働く労働者に対する管理能力・技術の向上にあります。
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(2008/11/07 08:01更新) |