2009年のベトナム経済の目標
計画投資省は先ごろ、具体的な目標とともに2009年の経済社会発展方針の概要を示した。
これによるとGDPは2008年比で7〜7.5%成長を目指す。1,030億ドル相当、国民1人あたりでは1,180ドルとなる。うち農林水産業の成長率が3.0〜3.3%、工業・建設業が8.0〜8.5%、サービス業が7.8〜8.3%となる。GDP構造は農林水産業が2008年の20%から2009年には19.7%に落ち、工業・建設業が41.7%から41.8%に、サービス業は38.3%から38.5%に引き上げる。
2009年度歳入は379兆〜388兆ドン(約237億〜243億ドル)が見込まれ、2008年度実績(見込)から5.7〜8.4%上昇。うち国内収入が230兆ドン(約144億ドル)で16.2%増、原油からの収入が85兆ドン(約53億ドル)、輸出入からの収入が69兆5,000億ドン(約43億ドル)となる見込みだ。歳出は461兆〜471兆ドン(約288億〜294億ドル)で同6.6〜6.8%増、うち開発投資への支出が125兆ドン(約78億ドル)、財政赤字は87兆ドン(約54億ドル)で、GDPの5%相当となる。
社会全体の開発投資総額は720兆ドン(約450億ドル)で2008年度実績(見込)と比較し16.8%増、GDPの40.5%相当となる。全体の内訳は、▽国家予算:17.4%、▽国債:4.9%、▽融資金:6.9%、▽国営企業の投資額:11.8%、▽民間投資:32.6%、▽外国直接投資(FDI):25%、▽その他:1.4%となっている。
2009年の輸出額は746億ドルが見込まれている(前年比22%増)。うち外資企業が原油を含め400億ドル超(12.2%増)。2009年の輸入額は966億ドル(18%増)、うち外資企業が330億ドルを占める(20%増)。2009年の輸入超過額は221億ドルで輸出額の29.6%相当。なお2009年の消費者物価指数は、前年より低い水準を保つことが目標だ。
2009年の産業構造は引き続き、国営セクターの比重が低下、民間・外資セクターの比重が上がり、製造業、水道、ガスの比重が上がり、鉱物開発の比重は下がる。
工業生産額は前年比で16〜16.5%増。具体的には、▽発電量:882億KWh(14.2%増)、商業電力783億KWh(15%増)、▽原油生産:1,500万トン(2008年同等)、▽天然ガス生産:79億m3(5%増)、▽石炭:4,200万〜4,300万トン(2008年同等)、▽セメント:4,300万トン(13%増)、▽圧延鋼:550万〜600万トン、▽肥料:尿素肥料93万トン、燐肥料155万トン、DAP肥料20万〜25万トン、▽各種布地:8億4,000万m(12%増)、▽ビール:23億リットル、▽タバコ:46億箱、▽各種紙:140万〜150万トンなどとなっている。
サービス分野は特に流通システムの発展を重視し、小売・サービスの流通総額は2008年比で25〜27%増とする。観光分野に関して2009年の旅行者は2,840万人を目指し、うち外国人を12.5%増の540万人。観光分野の売上は前年比8.2%増の66兆ドン(約41億2,500万ドル)とする。交通分野では、貨物輸送量を9.4%増の4億6,400万トンとし、旅客輸送量を9.2%増の19億800万人とする。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
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(2008/08/04 05:43更新) |