| 週4回(月・水・金・土)電子メールで最新ベトナムニュースを送付、日系進出企業の定番情報収集メディアとなっています。 |
 |
定期購読(TheWatch) |
| ベトナム関係の書籍情報をさらにジャンル別などで細分化し、分かりやすくベトナム関連書籍を紹介しているインターネット本屋さんです。 |
 |
HOTNAM!ベトナム書店 |
|
政治・経済 |
SONYのベトナム工場閉鎖、生産撤退の波起こるか
工場の規模はさほど大きくないとはいえ、SONYの工場閉鎖は、ベトナムにおける電子合弁メーカーの撤退の始まりなのではないかと専門家が指摘している。
ベトナム電子企業協会Tran Quang Hung書記長はSONYの生産撤退について、「予想されたこと」とし、「1994年に合弁で進出した彼らは輸入電子製品に高税がかけられていた保護政策を利用、2000年以降この傾向はより顕著になった。これは彼らが韓国で20年前に行ったことで、ASEAN諸国でも数年前にしていたこと」と話す。
SONYは、ベトナムでの生産中止の理由について、損失やベトナム経済の困難のためではなく、市場の需要と傾向から、国際経済との統合期において販売に事業をシフトするとしている。
「SONYのホーチミン市の工場はブラウン管テレビが主力、この製品はもう時代遅れ」と話すホーチミン市情報学会(HCA)のPham Thien Nghe書記長によると、ベトナムで電子製品の組み立て生産を行う合弁会社は、ベトナム側パートナーの旧工場を使い、ブラウン管テレビや映像・音楽プレーヤーなど技術的に難しくない製品を生産し、重要な技術移転はしていない。高度な、先進の技術を必要とする高級品について、これら合弁会社はいずれも輸入している。「合弁会社のなかで、ベトナムでの生産工場への投資を最も戦略的に行っているのはSamsungくらい。他はほとんど技術に投資していない。保護政策を利用し進出しシェアを確保、ブランドを構築し、それが終われば撤退」とNghe氏は話す。
またNghe氏は、他社が続く可能性が高いと指摘した上で、「工場閉鎖か別の形への移行かは企業次第だが、以前のような合弁の形は確実になくなるだろう」と話した。一方Hung氏は、今後2つの流れに別れていくと指摘、ひとつがTOSHIBAがThu Duc電子株式会社の株式を買収したり、LGが合弁のベトナム側株式を買収し100%外資とする流れで、もうひとつがSONYのような流れだ。Hung氏はJVC-PanasonicはSONY方向、Samsungは合弁相手の株式を買収すると予測する。この根拠として、JVC-Panasonicの生産量が最近落ちていること、Samsungが最近の携帯電話端末工場(6億7,000万ドル)への投資などに見られるようにベトナム投資を強めていることがある。
「電子産業発展戦略に関する会議で、外国合弁メーカーが保護政策を利用し利益を求めているだけで、新しい技術の移転や最新鋭の工場の建設などを何も行っていないと指摘したが、残念なことに関連機関は、この状況を解決する対策を打ち出せなかった」とHung氏は話す。
SONYに続くのはどの企業か。またこのような撤退劇の後にベトナム電子産業界には何が残るのか。買収し100%外資とするメーカーであっても、地元企業への技術移転はわずかなものになるだろう。商工業省がこの問題を分析し、適切な解決策を示す時が来たようだ。
(Lao Dong)
※『ベトナムニュース The Watch』のご案内※
ベトナムニュース The Watch は、ベトナムに投資・進出する日系企業の定番ビジネスニュースです。
当社はE-メール配信による速効性(週4回)、週報(ベトナム国内のみ)による情報の保存性を重視し、各進出日系企業及びベトナム進出を検討されている企業の皆様の業務に役立つ本格的な情報提供を行っております。
詳細は『ベトナムニュース The Watch』(http://www.thewatch.com/)をご覧下さい。
(2008/07/30 07:37更新) |
|