三度の飯は会社で――手厚くワーカーをケアするベトナム企業
ホーチミン市の多くの企業が、労働者が安心して働けるよう、食事から無料の住居までを用意している。
「いまどき一皿5,500ドンの食事なんて見つからない。だから会社が夕食を出してくれるのはとても助かる。メニューは毎日変わるし、衛生的だし…」魚のフライを箸でつまみながら、Viet Tien縫製総公社に勤めるHieuさんは話した。
5月、会社が夕食を提供するという発表に大勢のワーカーが注目した。毎日17時30分にわずか5,500ドンで、ご飯とスープ、主菜に炒め物が出される。現在約1,000人のワーカーが、帰宅前に会社で夕食をとっている。
Viet Tien縫製のBui Van Tien社長によると、会社は昼食代を全額負担、夕食はワーカー1人あたり1食5,500ドンを支払い、その残りを会社が負担している。夕食の提供は、物価が急騰するなかで、ワーカーの負担を軽くするための対策のひとつだ。
シフト終了のチャイムが鳴ると、Thu Duc区に工場を持つKieu Hung社では、数百人のワーカーがどやどやと工場から食堂に移動する。食事が終わると、帰ろうとする人がいた。会社労働組合Le Thanh Hai組合長が、「彼らは会社の寮に住んでいないのですが、家で食事を作らなくて済むよう、会社で夕食を食べて帰るんです」と説明してくれた。この5年間、この光景はKieu Hung社では当たり前のものになっている。物価上昇が激しく、会社もシフト中の食事代を1人1食8,000ドンから9,000ドンに引き上げた。
同社はワーカー用の無料住宅も建設した。ワーカーの田舎の家族がホーチミン市に出てきている間も食事が出される。Myさんはこう言う。「会社のおかげで家や食事の心配はいりません。だから私たちは頑張れるんです」。Kieu Hung社のDo Thi Lan社長は、「ワーカーの苦労はわかります。私たちは、彼らと苦しみを分かち合う責任があると思います」と語った。
Bun Bo(牛肉入り米麺)を食べ終えても、満腹にならないNguyen Dung紡織社のワーカーHungさんは、鍋のところへ行っておかわりして、おいしそうに頬張る。1日3食、何人前食べるか制限はなく、メニューも毎日変わるのが同社の特徴だ。
食事は健康維持のための栄養が十分か、経営陣と労働組合により常に確認されている。調理スタッフのBich Leさんによると、経営陣と労働組合が食事を厳しくチェックしており、残り物が多ければ、次回その料理を作る前に、ワーカーの意見を聞くよう言われているという。
3度の食事の面倒を見ることは、1999年の会社設立当初から行っていることだ。同社労組Bui Van Son組合長はこう言う。「会社はできる範囲でワーカーに3食提供することを決定すると同時に住宅も借りています。支出をきちんと管理していれば、彼らは毎月蓄えや家族への仕送りができるはずです」。
(Nguoi Lao Dong)
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(2008/07/16 07:03更新) |