ベトナムドン急落のリスクは低い――野村證券が報告
国家銀行は6月16日、野村證券によるアジア及び新興市場の研究報告を公表した。報告では、現在ベトナムは1997年のアジア通貨危機のような局面に向かうかのように見られているが、多くの要素を検討した結果、ベトナムドンが短期資金の流出により著しく下落するリスクは低いと結論付けている。ただしベトナムの貿易赤字による実際の需要から、緩やかな下落はあるだろう。
野村證券によると、今年5月のドン下落の主な原因は国内需要の急激な伸びによる輸入超過にある。また、これまでベトナムに流入した資金は主に外国直接投資やODA、その他長期資金であり、短期資金は限られている。野村證券は、万が一、資金が流失した際のリスクヘッジ能力について、外貨準備高が3.9カ月分の輸入に耐えられる263億ドルある点を高く評価している。
2007年末時点の対外債務はGDP比29%相当で、アジア通貨危機前の1996年のタイの59.7%に比べ低い。さらに対外債務のうち1年の間に返済期限を迎えるものは13.3%しかないことから、野村證券はベトナムの対外債務の状況は健全だとしている。
(Sai Gon Giai Phong)
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(2008/06/24 04:59更新) |