外資企業での火災、ベトナム南部に集中
これまでにベトナムが誘致した外国投資プロジェクトは8,700件、投資総額は876億ドルに上る。生産分野が多数を占め、このなかには繊維、プラスチック、皮革、紙、木材など火災の起こりやすい原料や製品を扱う企業も多い。
警察総局の簡易統計によると、1998〜2008年3月に全国の外資企業の生産施設では111件の火災が発生、被害額はおよそ5,511億9,000万ドン(約3,445万ドル)に達している。
年平均で11件、被害額は551億1,000万ドン(約344万ドル)に上る。火災発生数では毎年の発生総数の0.48%を占めるに過ぎないが、被害額では19.33%を占める。
過去に発生した企業としては、▽E.LAND Vietnam社(韓国/ホーチミン市Binh Chanh県):被害額60億ドン(約38万ドル)、▽Han Pack社(韓国/Dong Nai省Loteco工業団地):180億ドン(約113万ドル)、▽Doanh Duc社(台湾/Binh Duong省Tan Dong Hiep工業団地):480億ドン(約300万ドル)、▽Feng Tsai社(台湾/Binh Duong省Tan Dinh工業団地):100億ドン(約63万ドル)、▽Cheer Hope Vietnam社およびGreat Veca Vietnam社(Dong Nai省Bien Hoa 1工業団地):320億ドン(約200万ドル)、▽Vina ChungShing Textile社(台湾/Long An省Ben Luc):1,020億ドン(約638万ドル)、▽ASC Charwie社(ホーチミン市Thu Duc区):450億ドン(約281万ドル)などがある。
111件のうち最も多いのが台湾系で、件数で50.45%、被害額で66.5%を占める。これに韓国9.91%と12.3%、マレーシア8.11%と15%、中国が件数で8.11%などと続く。
また99件(89.19%)を占めるなど南部で主に発生しており、うちホーチミン市・Dong Nai省・Binh Duong省・Long An省で81件(72.97%)、被害額5,200億ドン(約3,250万ドル/94.47%)を占める。
火災発生原因では、最も多いのが電気系統で30.63%を占め、これに消防安全規則違反、機械設備の安全でない使用などが続く。
このような状況を受け、警察総局は先ごろ会議を開き、外資企業の生産施設において消防の安全を保障する13の緊急措置を示し、公安省Tran Dai Quang次官が各社に対し、十分な対策を取るよう求めた。
またQuang次官は消防当局に対し、違反事例の恒常的な検査・処理など、消防活動に対する管理強化を指導している。
(Cong An)
(2008/05/27 05:24更新) |