ベトナム:小売、実質的な伸びは低水準
統計総局によると、年初4カ月の小売・サービスの売上高は295兆ドン(約184億3,750万ドル)に上り、一人あたりの月額平均で85万8,000ドン(約54ドル)、前年同期と比べ29.5%伸びた。
経済セクター別に見ると、国営セクターの占める割合は11.5%で上昇率は最も小さく、個人経済セクターが最も高い割合を占め55.8%、市場や小規模商店が依然として大きな役割を占めていることがわかる。
その他民間経済は29.3%を占め伸びる傾向にあり、外資経済は2.4%と小さいものの、国際経済との統合が進むにつれ、大きく伸びると見られる。
分野別では、商業の占める割合が82.6%と最も高く、ホテル・レストラン・観光・その他サービスの占める割合は17.4%と低いものの、伸びる傾向にある。
都市別ではホーチミン市の消費規模が最大で、これにハノイ市、Ha Tay省、Dong Nai省、An Giang省、カントー市、Binh Duong省、ハイフォン市、Quang Ninh省、Ba Ria-Vung Tau省、Tay Ninh省、Kien Giang省、Dong Thap省、Nghe An省、Tien Giang省、ダナン市、Khanh Hoa省、Ca Mau省と続く。
地域別の消費格差は非常に大きく、西北地方の消費水準を100とすれば、東南部(ホーチミン市など)が630、メコンデルタが286、南中部沿岸が280、紅河デルタ(ハノイ市など)が279、Tay Nguyenが188、東北部が164となる。
実勢価格での計算ではこのように高く成長しているが、国内消費の伸びの大きな要素は価格であり、量的要素は小さい。
今年1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は2.38%で2月は3.56%、3月は2.99%、4月が2.20%だった。2007年12月と比較した年初4カ月間の上昇率は11.6%で、すでに二ケタとなっている。前年同期比の年間上昇率では2008年1月が14.11%、2月が15.67%、3月が19.39%、4月が21.42%となる。
物価上昇の要素を排除した小売・サービスの売上高の伸びは10.1%にとどまる。これは経済成長率を上回るものの、過去の同じ数字と比較すれば、2004年・10.8%、2005年・11.3%、2006年・14%、2007年・13.9%で低水準であることがわかり、高いインフレが小売・サービスの量的な伸びに影響を与えていることが見てとれる。
(Dau Tu)
(2008/05/21 07:35更新) |