ベトナム:Dong Nai省の工業団地、全国トップの契約率
Dong Nai省における初の外国直接投資(FDI)プロジェクトは、1989年9月に許可を受けた、タクシー運輸サービス分野で活動する企業だった。
その後、▽Vedan Vietnam社(化学調味料生産/登録投資総額4億5,800万ドル)、▽VMEP社(バイクの組立生産/1億6,000万ドル)、▽Hualon Vietnam社(繊維生産/4億7,700万ドル)など、投資額の大きなプロジェクトが次々と生まれた。
同省のFDI誘致20年の道程は4期に分けられる。1988〜1993年は試練の初期で、省計画投資局Bo Ngoc Thu局長は「当時は何もかも分からないことばかり。年平均8件、登録投資総額3億4,300万ドル程度だったが、大型プロジェクトが建設段階で経済・社会への効果もまだ明確に見られなかった」と話す。
FDIが大きく拡大したのは1994〜1998年、年平均30件・7億500万ドルを誘致した。
この時期に誘致した180件のプロジェクトのなかには、▽Fujitsu社(コンピュータ製品/約1億9,880ドル)、▽CP社(家禽・家畜飼養/2億1,600万ドル)、▽Cargill社(家畜飼料生産/7,940万ドル)、▽Samsung Synthetic社(繊維/1億9,200万ドル)、▽Amata電力社(1億1,000万ドル)、▽Tainan Vietnam社(繊維/1億9,800万ドル)などの大手企業が多数含まれている。
しかし1998年のアジア通貨危機の影響から、その後2年間は停滞した。これ以前に許可されていたプロジェクトも、投資家が資金難に陥ったため、一時休止せざるを得ないものも現れた。この2年間に許可されたプロジェクトは43件、登録投資総額は2億8,900万ドルで、これは1997〜1998年の投資額の42%相当に過ぎなかった。
2001年以降は回復し、2006〜2007年にピークを迎えている。この期間に誘致したFDIは652件、60億6,100万ドルで、これまでと異なるのが、プロジェクトの多くがハイテク、宅地、サービス分野に集中していることだ。
Thu氏によると、2007年末時点でDong Nai省で有効なFDIプロジェクトは884件、登録投資総額は115億9,000万ドルとなっている。うち工業団地内が738件・93億3,600万ドルだ。
1987年の外国投資法公布以来、Dong Nai省は投資誘致を進めるための工業団地開発を最優先にし、Bien Hoa市以外にも新規造成することで脱皮した。
Vo Van Mot省人民委員長によると、省の工業団地開発計画は常に二つの原則を守っている。省の工業潜在力を発揮することと、住宅街や農地に工業用地が混在しないような形で環球保護の条件を整えることだ。
工業団地開発計画で全国を先駆ける3地方の一つDong Nai省では、2007年末までに25カ所の工業団地が設立され、総面積は6,912haに上る。
多くの地方の工業団地が投資誘致に苦戦しているなか、Dong Nai省内の工業団地の貸出面積は3,089ha、66.3%に達する。現在も、また新たな工業団地を設立する手続きを進めており、そのなかでは特に、専業工業団地、ハイテクパーク、工業・農業総合区、山間部農村地域の工業団地を重視する。
(Dau Tu)
(2008/05/17 01:19更新) |