ベトナム:ハノイのオフィス賃貸料、好立地で60ドル
不動産サービス大手CB Richard Ellis(CBRE)は5月6日、ハノイのオフィス、5つ星ホテルの状況について発表した。CBREは、オフィスとホテルの供給が需要に間に合わない状況が2010年まで続くと見ている。
CB Richard Ellis Vietnam社のRenato Shordon副社長によると、不動産市場では供給に制限があることから各分野で賃貸料が上がっている。第1四半期の商業施設の平均賃貸料は65ドル/m2にまで上がり、ほぼ全ての施設で空きがない状況だ。高級商業施設では完成前にもかかわらず、全て契約済みとなっている。
CBREの調査によると、オフィスリース料は依然として高い水準にあり、Aクラスオフィスが2007年第4四半期と比較し28%上昇となる月額50ドル/m2、好立地では60ドル/m2になっている。
Renato氏はこれについて、「賃貸料の上昇はビルの質が上がったわけでなく、少ない供給に対し需要が大きいため」とし、バンコクやマニラ、台湾、中国や韓国の一部都市よりも高い水準だとしている。また極めて高い賃貸料により、一部企業はベトナム投資を見直す可能性があると話した。
A・Bクラスオフィスの入居率は98.6%に達しており、ビル開発業者へは着工時から、もしくは遅くとも完成期に入る頃には、賃借の申込がある状況だ。
2008年第1〜2四半期、ハノイ市で3つのオフィスビルが供用を始める。大教会近くにあるAsia Tower(貸し出し総面積3,100m2)、Sun City(5,000m2)、Viet Towerだが、これらはすでに満室だ。
最近の傾向として、より大きなスペースが求められており、以前は数百m2だったところ、最近では2,000m2以上を借りる企業もある。Viet Towerの1万500m2は4つの借主で全て埋まっている。オフィスビル内にスペースを確保できなかった一部中小企業は、ヴィラを借り、これを改装しオフィスとして利用している。
ホテル宿泊料も上昇傾向にあり、5つ星ホテルでは前年比30%上昇となる1泊155ドルに達しており、地域各都市より高い状況だ。現在開発が進められているホテルはいずれもMy Dinh地域やハノイ西部に位置している。
CBREは大型のオフィスビル、ホテルが完成する2011年以降にならなければ、オフィスのリース料、ホテルの宿泊料は安定しないと見ている。
(Tin Tuc/Thanh Nien)
(2008/05/13 07:08更新) |