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インタビュー |
ベトナム:音楽著作権管理でリードする越僑のウェブサイト
― Pops.vn技術担当者インタビュー ―
ベトナムレコード産業協会(RIAV)は4月19日、6つのオンライン音楽組織に対するインターネット上での著作権使用許諾の付与式を開催した。ネット上での著作権使用許諾はベトナムで初めて。
文化スポーツ観光省ベトナム芸術文学作家著作権局のVu Ngoc Hoan副局長は、ベトナムではまだ音楽や書籍、コンピュータに関する知的財産権制度が整っておらず、特にネット上での知的財産権を取り巻く環境は日々難しくなっていると話している。
許可を受けた6つのウェブサイトのなかで、注目を集めたのが日本やアメリカ越僑7人により設立された会社Pops Mediaが運営するPops.vnだ。
サイトが正式に活動を開始するのは5月はじめだが、今年1月にすでに今後2年間にわたってベトナムの楽曲を使用できるようベトナム音楽家著作権センターに36億ドン(約22万5,000ドル)を支払ったという。Pops.vnの技術責任者Truong Ngoc Minh氏にお話しを伺った。
Q: サイト開設前に著作権料を支払ったのはなぜでしょうか?
A: 例えばベトナムでポイ捨てをする人でも、外国に行けばそんなことはしません。しかしこれはおかしなことで、大切なこと、不可欠とされることは最初からするのが当然です。私たちが最初にお金を支払ったのは、この理由からです。
Q: 正しい道を進むには赤字も覚悟、ということでしょうか?
A: 経営が赤字か黒字かということは私たちの責任で、この問題を顧客の側へ押し付けることはしません。合法的かどうかということとともに、人間社会における正しい行動について話すべきでしょう。ベトナムではこの意識が欠如しています。誰もが赤信号で進んではいけないことを知っていますが、機会があれば信号無視をしています。
過ちを続けることは私たちを幼稚で卑劣な人間にしてしまうでしょう。私たちは供給する側として、著作権を保護することを通じ利用者が自身を誇れるようなシステムを作りました。
私たちのサイトを訪れる人々が、作曲家や歌手、レコード会社の権利を侵害しないように、そして安心して楽しめるようにということを方針としています。
Q: Pops.vnの活動について教えてください。
A: 音楽を販売するわけではなく、音楽はサイトを訪れる人々が友人や親しい人々への想いを伝えるためのツールという位置付けです。若者が自身の感情を書き込む場でもあり、画像や映像、詩などほかのツールも用意しています。
Q: おっしゃるように音楽はひとつのツールでしかないのでしたら、著作権に大きな金額を支払う必要があったのでしょうか?
A: 恋人に愛のメッセージを込めて贈物をすることは自然で純粋な感情です。しかしそのプレゼントが店で盗んだものなら、そこに誠実さはあるでしょうか? 受け取った人は嬉しいでしょうか?
私たちは、音楽は愛情表現や想いを共有するためのものであってほしいと思っています。私たちと共に歩む人々にはふしだらな感情をもってほしくありませんし、不正なツールを使用してほしくありません。
Q: Pops.vnでは外国の音楽も使用しますか?
A: 米EMIと契約しています。
■国際レコード・ビデオ製作者連盟(IFPI)によると、ベトナムのウェブサイトの90%はレコードの著作権違反をしている。IFPIはベトナム当局に一部サイトにおける著作権違反に関する文書を送った。
IFPI香港事務所では、いまだ著作権を侵害しているベトナムのサイトを発見しているが、管理人をつきとめられずにいるという。IFPIはRIAVや芸術文学作家著作権局と違反摘発について協力、外国のサイトでのベトナム音楽の無断使用防止でも協力している。
(Phap Luat)
(2008/05/07 06:57更新) |
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