ベトナム:第1四半期の商業・サービス概況
第1四半期の小売・サービスの総売上高は、前年同期比29.2%増となる約218兆3,000億ドン(約136億ドル)に達した。うち商業が82.5%を占め伸び率は29.7%、ホテル・レストランが11%を占め26.1%増、観光が1.4%を占め31.3%増、その他サービスが5.1%を占め28.4%増だった。
小売分野では外資セクターが38.1%増となり、民間が34〜36%増、国営は1.4%減だった。価格上昇分を差し引けば、第1四半期の小売・サービス売上高は13%増で前年同期の15%より伸びが低く、専門家はこれを、インフレに伴う購買力の低下だと見ている。
貿易では、第1四半期の輸出額は前年同期比22.7%増の約130億3,000万ドルで、国内セクターが53億7,000万ドル(14.6%増)、外資が50億4,000万ドル(21.1%増、原油含まず)、原油が26億2,000万ドル(48.1%増)だった。
輸出額は石炭、自転車・自転車部品を除く全てで増加している。今年3月末までに10億ドルを超えたのは、▽原油、▽繊維製品(19億ドル・20.2%増)、▽履物(10億ドル超・16.1%増)で、これら3品目は前年同期より増加率も大きい。
この他の高額輸出品としては、▽水産物:7億9,700万ドル(11.4%増)、▽コーヒー:7億9,500万ドル(2.7%増)、▽木製品:6億9,100万ドル(21.3%増)、▽電子・コンピュータ:5億3,200万ドル(16.8%増)、▽コメ:3億6,600万ドル(42.6%増)などがある。
一部品目の輸出額の増加は、輸出価格の大きな上昇によるもので、上昇率は▽原油・64.4%、▽石炭・51.8%、▽コメ・35.3%、▽コーヒー・38.4%、▽ゴム・30.3%、▽コショウ・34.3%、▽カシューナッツ・19.6%、▽茶・37.4%などとなっている。
これら8品目だけで、価格上昇による輸出額の増加分が15億ドル(原油と石炭だけで価格上昇により約11億ドルの利益)となっている。しかしこれは国際市場全体として見られるもので、ベトナム製品に限ったものではない。
輸入では輸入超過が大きく拡大した。第1四半期の輸入額は、前年同期比62.5%増の204億ドル近くで、うち国内セクターが75.1%増、外資セクターが39%増になる。
大きな輸入増は、機械設備、原材料の輸入増および一部物資の輸入価格上昇によるもので、ガソリン、鉄鋼、肥料の輸入量はそれぞれ21.8%、110.7%、18.2%増加している。
第1四半期の輸入増加率は、輸出増加率と比べ高く、これは徐々に広がる傾向にある。第1四半期の輸入超過額74億ドルは輸出額の56.5%に相当し、これは昨年同期比の同じ数字の3.5倍に上る。
(Kinh Te Viet Nam)
(2008/04/23 06:37更新) |