ベトナム:第1四半期、時価総額130兆ドンの減少
第1四半期、証券市場では時価総額が130兆ドン(約81億2,500万ドル)減少した。130兆ドンといえばGDPの12%にあたり、2006年から2007年にかけて増加したGDPとほぼ同じという巨大な額である。
国際金融機関は、IMFが現在の世界の金融危機で1兆ドル規模の損失がでたと公表したのと同様に、この市場の落ち込みを損失としているが、ベトナムではこの金額を損失として計上していない。もしすれば、経済成長にマイナスのサインをだすことになる。
しかし本質的には消えてなくなった金額ではない。上場企業にとっては投機家により吊り上げられていた価格が適正に戻ったということで、投資家にとっては、資金が投資家から投資家に動いたということである。
時価総額は上場企業を評価する主要な指標だが、投資家の希望を反映するものであり会社の実際価値を正確に反映するものではない。また利益か損失かは投資家が実際に取引した時点で決まり、取引していなければただの計算上の数字にすぎない。
■4月10日のホーチミン市証券取引所の時価総額は242兆2,810億ドン(約151億4,256万ドル)、ハノイ証券取引所は78兆3,850億ドン(約48億9,906万ドル)で両市場の合計は320兆6,660億ドン(約200億4,163万ドル)。
両市場の上場企業数は280社、ほとんどの企業の時価総額は小さく1兆ドン(約6,250万ドル)を超える企業は49社。
10兆ドン(約6億2,500万ドル)を超えるのがKBC、PPC、VPL、PVD、VICの5社で、10億ドルを超えるのはわずか4社、▽アジア商業銀行(ACB):25兆3,800億ドン(約15億8,625万ドル)、▽Vinamilk(VNM):21兆2,080億ドン(約13億2,550万ドル)、▽ペトロベトナム化学肥料(DPM):19兆7,600億ドン(約12億3,500万ドル)、▽Sacombank(STB):17兆6,170億ドン(約11億106万ドル)となっている。
(Thanh Nien)
(2008/04/19 12:54更新) |