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ベトナム:遅刻も当たり前、マナーを知らないワーカー達
早朝、ホーチミン市Tan Thuan輸出加工区ゲート前の道は、朝食をとる工場労働者で溢れる。7時、彼らが勤務に入った後には、食べ物の包み紙やビニール袋、食べ残しが大量に残される。
清掃員は「5〜6つのゴミ箱が設置してありますが、誰もきちんと捨てません。後の掃除が大変ですよ…」と嘆く。田舎での縛られない生活に慣れているせいか、労働者らはホーチミン市に出てきても、公共の場所を自分の場所だと思っている人が多く、ゴミのポイ捨てなど当たり前の状況だ。
輸出加工区内のある企業の人事担当者Thu Nganさんは「7時30分始業というのに、8時になってパンを食べたり、お喋りしながらバラバラとやってきます。罰金や手当てをカットするなどといっても、全く効果ないですね」と定時出勤すら守られないことを嘆く。
この遅刻について、Tan Binh工業団地内の企業で働くNguyetさんは、「遅刻したいと思う人なんていませんよ。でも家庭の事情でそうなってしまうことがあるんです。子どもの世話や家族のために料理もしなきゃならないし」と話す。
Binh Thanh区で縫製会社を営むPhung Dinh Ngoさんは、「以前は、警備員にゲートを閉められ会社に入れなければ、1日分の給料を失うことになるため遅刻を怖がったものですが、最近では遅刻すれば、また家に帰って寝るような状態です」と首を振る。
Tan Thuan輸出加工区内の某機械メーカーでは最近、勤務中に私用をしていた労働者を処分した。会社は加工区内に複数の工場を持っているため、工場から別の工場に製品を移動させる必要があった。ここを担当していた件の労働者は、製品の載った車両を置き去りにし、報告も無く私用を済ませるために午前中いっぱいを費やしていた。
12区のT社では、労働者向けの無料の寮を建設した。光熱費も一切かからないのだが、多くの労働者が節約意識に欠け、蛇口の閉め忘れや電灯のつけっ放しは当たり前だった。そのため会社では、節約の意識を持ってもらうために1カ月あたり2万ドン(約1.3ドル)を徴収することを決めた。
このように就業・公共マナーの意識に欠ける労働者が多いほか、自身の健康を軽んじる例も多い。Tan Thuan輸出加工区内のD社の一部労働者は、たびたび注意されているにもかかわらず、石膏塵が舞う環境のなかでマスクをしようとしない。
Tan Phu区のタイヤメーカーS社でも、毎月3〜6枚のマスクが支給されているにもかかわらず同様で、労働組合では、労働保護具の使用が自身の健康を守るためであるということの広報に追われている。
(Nguoi Lao Dong)
(2008/03/25 01:26更新) |
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