ベトナム:輸出の課題はブランド構築
2007年の対米輸出額は105億ドルで、ベトナムはアメリカ向けの輸出上位30カ国入りした。コーヒー、衣料品、電気設備、家具などの品目はチリ、コロンビア、フィリピン、スペインなどの有力国をしのぐ。この結果を多くの人が楽観しているが、実際は表面上、国家経済に大きく貢献したと思わせているに過ぎない。
昨年、越米通商協定(BTA)施行から5年間でベトナムからの輸出が8倍増し、特に加工品の伸びが大きかったことが報告された。品目別では衣料品が半分以上を占めているが、これらの原材料・資材は外国製だ。
アメリカからの主な輸入品である機械設備の輸入量はBTA実施から倍増した。機械を輸入し加工品を輸出するという状況は、輸出品が経済に大きな付加価値をもたらしていないことを示している。
HarvardビジネススクールのJohn Quelch副学長は、対米輸出が多いという事実は喜ばしいことだが、ベトナム製品はブランド確立のために品質向上しなければならないと話す。ベトナムはアメリカへのコーヒー輸出量でコロンビアを抜いたが、アメリカでこの南米のコーヒーブランドはゆるぎない地位を保っている。
経営者養成学校PACEの創立者Gian Tu Trung氏は、ベトナムは輸出大国のひとつだが自国の経済に大きく貢献しているとは言いがたいとし、「輸出品には付加価値が大切で、国際市場で戦うには、ベトナム企業はこれまで以上に世界全体を見つめる姿勢を持たなければならない。輸出品のブランド構築は、国家の重要戦略」と話した。
(Thanh Nien)
(2008/03/22 12:31更新) |