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ベトナム製のチップに期待
「ベトナム製の半導体集積回路(チップ)はまだ試用段階、チップ設計という新たな分野も形成され始めたばかり。だが集中して取り組めば、5〜7年後にはこの分野を確立できるだろう」ベトナム半導体会社(VSMC)のVo Huu Hai社長はこう言う。
VSMCは昨年末、自社製のチップを完成させた。NokiaやSiemensといった大手携帯端末会社が試用段階にあるこのチップは米Fyrestorm社とVSMCの2社しか生産していないが、ベトナム製の方が電力を40%節約できる。「2〜3年のうちに使用されるようになると思う」とHai氏は言う。
Hai氏がベトナムのハイテク産業発展に貢献するためアメリカから帰国したのは2000年のこと。2006年、アメリカにあるHai社長の会社と、ホーチミン市ハイテクパーク元管理委員長Pham Chanh Truc氏が設立したChip Sang社の協力の元、VSMCはホーチミン市に設立された。現在越僑を含め30人程度の技術者を抱えている。
「2007年に世界で生産された移動通信機器は約20億台。その5%を占めれば満足」とHai氏は言う。日本はこの分野に参入して20年ほどだが世界トップの生産国となっており、韓国も参入して長いわけではないが毎年数十億ドルの売り上げを誇る。「出遅れていますが参入の余地はある。市場は無限大」とHai氏は確信する。
米Qualcomm社半導体設計専門のPham Nang Tung氏は、家庭用設備から専用機器まであらゆる分野で活用されているチップのさらなる発展は確実で、「幸運にも専門知識の豊かな越僑達が市場に参入している。これを活かさない手はない」と話す。
Tung氏は、将来的に大きな利益が期待できるこれらの分野に、政府はもっと投資すべきだと言う。またHai社長は、エネルギー分野に投資を集中させるべきだと話す。エネルギーは需要が大きく昨今大きな問題となっている分野で、「エネルギー管理や太陽電池、電動自動車等のチップを研究すれば、直ちに市場でニーズにめぐり合うだろう」と話している。
(Tuoi Tre)
(2008/03/07 07:16更新) |
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