ベトナムの工場労働者、帰省後の地元居残り増える
テト(旧正月)が明け、南部各地の工業団地で労働者確保に躍起になっている一方で、中部各省ではテトで帰省しそのまま残った労働者を多く迎えている。
中部地域で今年のように企業の労働者募集が多かった年はなく、各社は競うように質の高い人材を確保しようとしている。Quang Nam省Dien Nam-Dien Ngoc工業団地、Quang Ngai省Dung Quat経済区、Binh Dinh省Phu Tai工業団地など、各地の工業団地につながる道では募集看板、横断幕が賑やかだ。
各地の労働傷病兵社会福祉局によると、毎年各省では3万5,000〜4万人が南部に出稼ぎに行く。しかし今年は南部で働いていた労働者が逆流しており、これらは主に、繊維製品、履物、電機、電子、機械分野の労働者だ。
Quang Nam省職業紹介センターの非公式統計によると、2月11日からこれまでに同省では2,500人を超える労働者が居残りを決めた。企業側も、テトに帰省した労働者らが、質が高く経験もあり、すでに基本的な育成が終わっているとして確保に積極的で、Quang Nam省Tam Ky市のTruong Xuan工業団地内のある企業は2月12日と13日の2日間のみで縫製関係で300人近くを雇用、うち半数がホーチミン市での就職経験があった。
Phu Tai工業団地で就職を決めたばかりという労働者によると、月給は160万ドン(約100ドル)ほどで以前の会社より低いものの、家族の側で生活でき生活費も大都市部よりかからないため、故郷に残ることを選んだ。
基本的な育成が済み、経験、一定の技術を持つことなどから企業は帰省労働者の誘致に懸命で、職業紹介所などへのコミッション支払いや、地域放送などを含めあらゆるメディアを使って募集を告知し、寮の用意や昼食代無料、各種保険制度など様々な制度を講じて確保しようとしている。
しかしながらQuang Ngai省工業団地管理委員会の担当者は、企業は高給、充実した福利厚生を約束し雇用を進めているが、実現できなければストにつながり、退職増、労働者の信用を失い、再び彼らが南部に移動するようになると警告する。これは労働者の中部Uターン現象が2003〜2004年頃にも起こり、その後この動きが止まり、そして現在になって再び動き始めたことを説明するものでもある。
(Phap Luat)
(2008/03/03 06:21更新) |