ベトナムの小売店、郊外・地方に出店拡大
2007年、小売・サービスの売上高は前年比23.3%増の726兆ドン(約453億7,500万ドル)に達した。この結果から、小売業界は2008年も引き続き期待できると見られる。
スーパーやショッピングセンター、コンビニなど現代型の小売店が強く発展している。商工業省の国内市場政策部Hoang Tho Xuan部長は、「ハノイやホーチミン市など大都市中心部で活動を活発化するだけでなく、現代型小売店は全国各省に急速に拡大している」と話す。
統計によると現在、全国にはスーパーが280店あり、2006年と比較し12%増加している。ホーチミン市だけをみても、2008年はじめまでに78のスーパーが営業している。
ホーチミン市商業合作社連合のCo-op Martをはじめ、Maximart、Vinatex、Citimart、ハノイ商業総公社のHapro Martなどがあり、外資小売ではMetro(ドイツ)、Parkson(マレーシア)、BigC(フランス)、最近ではDairy Farmもホーチミン市で最初のスーパーに投資した。
国内の小売業者は現在、地方での店舗拡大に意欲的だ。ホーチミン市では大型のスーパーやショッピングセンターがすでに多く開店しているが、地方ではまだ少ない。商業・サービスの発展が著しいBinh Duong、Vung Tau、カントー、Phan Thiet、Nha Trangで集中的に出店された後、An Giang、Kien Giang、Kontum、Dak Lak、Binh Dinhなど、より遠隔の地方でもスーパーが見られるようになった。
これまでにNhat Nam社はスーパーFivimartを全国で10店舗展開、Saigon Co-op Martは28店舗(うちホーチミン市で12店舗)、Citimartも18店舗、Vinatexも50店舗を持っている。今後、国内小売業者は新市場開拓のため地方出店を急ぎ、外国投資を迎え撃つ。
今年はじめ、Co-op MartとVinatexはVung Tau、Kontum、ホーチミン市でそれぞれ2店舗をオープンした。Vinatexによると、今年同社は南部各省に10店舗を新たにオープンする。
地方では依然として市場や旧来型小売店が優勢だが、現代型商業施設にも慣れつつある。Binh Duong省商務観光局によると2007年、省内ではPhu Giao県、Ben Cat県、Tan Uyen県で3つのスーパーが新たにオープンした。
これまでに同省では9つのスーパー、5つのショッピングセンターが営業している。Binh Phuoc省とBinh Duong省ではまもなく、それぞれ新たにスーパーが開店する予定だ。ほとんどのスーパーでは、食品、生活雑貨、家電製品、衣料品、娯楽関連に集中している。
ベトナムは現在、小売市場の発展が世界で最も著しい市場として4位に位置付けられている。この3年の年20%超の成長から外国小売業者は潜在性の大きな市場と評価しており、世界各国の小売大手が進出を計画している。
それは特に世界貿易機関(WTO)加盟時に約束した2009年1月1日の小売市場開放で強まる見込みだ。今後の激化する競争に備えるため、地方展開は国内小売業者にとって必要不可欠のステップなのである。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2008/02/28 02:30更新) |