シンガポール大統領がベトナム訪問、ASEAN一体化への取り組み促す
Nguyen Minh Triet国家主席の招きを受け、シンガポールのナザン大統領が2月25日、ベトナムを訪問した。
7年ぶりの来越となったナザン大統領は、空港からハノイ中心部までの道で自動車、高層ビル、工場が非常に増加したことが印象的だと述べ、ベトナムの強い成長はASEANの鑑で、各国を鼓舞するものだとした。また教育の重要性に言及し、英語がベトナムの投資誘致を助け、グローバル化のメリットを最大限に活用できるものだと述べた。
今回のナザン大統領の来越は、今年のASEAN議長国としてベトナムのASEAN憲章批准を働きかけるためで、「我々が5億の人口を持ち、統合された経済を持つ一つのASEANとして行動しなければ、外国投資はインドや中国に流れるだろう」と話した。
また様々な国がその中心的な役割を担おうとしているASEAN地域フォーラム(ARF)のなかで、ASEANの役割を確固たるものにすべく集中して取り組むよう呼びかけた。
シンガポールは対ベトナム直接投資(FDI)で最大の相手国の一つで、2007年の新規許可は84件、追加投資は14件で、登録投資総額は26億8,000万ドル、対越投資を行った54カ国・地域で3位だった。
累計で543件、登録投資総額107億3,900万ドルで、同じく81カ国・地域で2位となっている。実行投資額は38億ドル超、実行額の高い10カ国で2位。投資はほぼ全ての分野でなされているが、特に都市開発、ホテル・観光、食品工業、コンテナ港開発、工業団地開発に集中している。
貿易では、2007年の2国間貿易額は90億ドルに達し、うちベトナムからの輸出が20億ドル程度。シンガポールは世界6位のベトナム製品消費国で、主力は原油、水産物、繊維製品、コーヒー、青果物。ベトナムの輸入では中国に次ぐ存在で、特にベトナムは石油類、コンピュータ部品、機械設備、プラスチック原料などの輸入が多い。
シンガポール人のベトナム入国は世界上位10カ国に入り、2007年の入国者は13万8,200人で、32.5人に1人がベトナムを訪れている計算になる。ベトナムからシンガポールを訪れる人も、年々増加する傾向にある。
(Tuoi Tre/Dau Tu)
(2008/02/27 05:44更新) |