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コラム

世界の足に映えるベトナムの木製サンダル


 木製サンダルは長い間、ベトナムの故郷、国土、人のイメージと深く結びついてきた。ベトナム女性の美しさを引き出す特別なアイテムである木製サンダルは、一時廃れた時期もあったが今は復活し、海外への輸出だけでなく、国際的なファッションショーなどでモデルの足を彩るようになっている。

 木製サンダルはその昔から人々の生活に存在していた。20世紀初めには、書籍や民謡、諺にはっきり記されている。

 『北圻竏瀦洛iと印象』という本の中でHida Arnhold氏は「毎朝明るくなると人々が行き交い、忙しない木サンダルの音が聞こえる。朝早くから夜中まで、遠ざかる木サンダルの音が聞こえる…」と記している。当時北部の町で木製サンダルが流行していたことをうかがわせるもので、男女や貧富を問わず、みなこれを履いていたようだ。

 民謡や諺では文化・生活を象徴し、「木サンダルで相手の腹に入る(相手の心を良く知る)」などの言葉は今も健在だ。

 裕福な人は昔、金箔をはり螺鈿を施し、錦の鼻緒をつけた塗りのサンダルを履いていた。一方お金のない人はライラックの木の根でサンダルを作り、水牛の皮を鼻緒にしていた。

 昔の北部の街の人々は、絹のズボンに絹のブラウスに胸当てといった実に艶やかな服装をしていた。Hueの女性は木製サンダルに絹のズボン、紫色のアオザイを着て、頭に菅笠を被り、南部の女性たちはより簡素で、アオババに首にスカーフを巻く程度だったが愛らしかった。

 複数の伝統サンダル村が形成され、長い間親子で代々受け継がれてきた。Binh Duong省Thuan An県のBinh Nham村落は、南部で歴史の古いサンダル村で、全国に名が聞えている。以前村落の人々は手彫りのサンダルを作っており、製品は主にサイゴンやメコンデルタ地域に運ぶ水上行商人に卸していたが、職人の腕の良さから美しく、安かったため、サンダルのブランドとなった。

 Binh Nham村のサンダル工房は、最も新しいもので50年、多くが100年ぐらいの歴史を持つ。Ba Than工房の主Ba Thanさんは5人の子供をもつが、みなサンダル作りをしており、うち一人はHung Thai社の社長をしている。

 同社はコンピュータでデザインし、切り出しから削り、研磨、塗り、鼻緒付けまで工程の全てを機械で行っている。村ではこのように自社で全工程を行うほか、サンダル底の「削り」を専門に請け負う工房も多数ある。Binh Nhamの人々によると、サンダルは一部国内で消費されるが、大半がオランダ、スペイン、ドイツ、日本、韓国に輸出されている。

 ホーチミン市では以前、木製サンダルがあまり販売されていなかったが、Ben Thanh、An Dong、Binh Tay、Tan Dinhなどの大きな市場でこれを求める内外の客が増えた。Ben Thanh市場では木製サンダルを扱う店が50軒あり、店舗Kien Lucでは、昨年暮れの数カ月は毎日100~200足売れたという。

 木製サンダルは1足3万~35万ドン(約2~22ドル)で主に観光客が旅の土産に買い求めるが、特に日本、韓国、中国、オランダの人々に人気が高い。アジアの人々は松材で作った龍や鳳凰を彫ったものを、欧米人は漆塗りや螺鈿のものを好むという。

 ホーチミン市のNam A製靴社はEUに木製サンダルを輸出しており、売り上げは十万ドルを超える。輸出するサンダルは松材で多くの文様を施し、龍や鳳凰の刺繍の入った鼻緒をつけたもの。

 Bui Thuc Duc副社長によると、ベトナムの木製サンダルはデザインの独創性、多様性、安さからEUで安定した地位を得ている。

 南部では以前、木製サンダルは柔らかく軽く細工しやすく手に入りやすいBong Gonで作られていたが、現在は松やライラックの一種、ジャックフルーツ、ゴムの木などで作られている。
 
 ハノイでは昨年、Guoc Vietという木サンダル専門スーパーがオープンした。タイタニック号や宮殿の形を模したものなど様々な種類が販売されている。店舗では輸出とともに輸入もしているほか、木製サンダルの知名度向上に向けウェブサイトも開設している。

 店舗のオーナーはまだ若いハノイ人で、彼女はベトナムギネスブックに掲載された、ベトナムで最も大きな木製サンダルを生んだ人物でもある。
木製サンダルは芸術分野でも引く手数多だ。

 先般Nha Trangで開催されたミスアースコンテストで、開催委員会は最終選考会にサンダルを用意した。国際チャンネルFTVで100カ国で放送された「ミスファッション2007」コンテストで、ベトナムのモデル4人の荷物には木製サンダルが入っていた。コンテストで2位に入賞したベトナム人モデルはこの成功について、ベトナムの民族衣装のお陰であり、木製サンダルは欠かせないものと語っている。

(Thuong Mai)

(2008/02/26 02:40更新)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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