ベトナムホーチミン市の地下鉄、いよいよ起工
― 都市鉄道管理副委員長インタビュー ―
ホーチミン市だけでなく全国でも最初の地下鉄となるBen Thanh−Suoi Tien線が2月21日に起工する。投資総額は10億ドル、日本のODAにより行われる。ホーチミン市都市鉄道管理委員会Tran Thi Anh Nguyet副委員長にお話を伺った。
Q: 路線について教えてください。
A: 複線で19.7kmの路線のうち地下部分は2.6km、第1駅であるBen Thanh市場前から地下でLe Loi通り、市民劇場脇を通り、Nguyen Sieu通り沿いにFAFILMからBa Son工場地域まで来て地上にでます。地下部分には3駅が設置されます。
地上部分は17.1kmでBa SonからNguyen Huu Canh通りを横断しVan Thanh運河の北側に沿って進み、Dien Bien Phu通りを横断してTan Cangレストランのエリア、現在のSai Gon橋から40mのところでSai Gon川を渡ります。引き続きハノイ道路の北側を進みRach Chiec橋の位置でRach Chiec川を渡り、km18+535の地点付近で第14駅となるSuoi Tienバスターミナルへと入るためハノイ道路を横断します。そしてLong Binh車両基地へと続きます。地上部分は全11駅です。
Ben Thanh−Suoi Tien線は1区、Binh Thanh区、2区、Thu Duc区、9区、Binh Duong省Di An県を通ります。
Q: 起工後はすぐに線路の建設を進めるのでしょうか。
A: まずは車両基地を建設します。その後、立ち退きが完了し次第、外国コンサルタントが線路建設に向けた設計、研究をします。設計後に入札を行い請負業者を決め、建設となります。線路の建設は2009年に開始、開通は2014年を見込んでいます。
Q: 輸送能力や所要時間などについて教えてください。
A: 6両編成で輸送能力は942人、座席は312人分あります。1日の輸送能力は2014〜2020年に16万2,000人、2030年に63万5,000人、2040年に80万人を見込んでいます。ピーク時は5〜6分おきの運行で全線の所要時間は29分、時速は39kmです。
車両の技術については入札までどの国の技術を採用するかわかりません。しかし最新の技術で長期的に効率のよい運行ができる技術となることは確かです。
Q: 各駅での公共交通とのアクセスは?
A: どの駅でも個人車両用の駐車場やバス停を配し、将来的には商業施設などもできる予定です。障害者の利用にも配慮し、エレベーターのほか車椅子利用者用の自動券売機や公衆電話、お手洗い等を配備します。
料金は、2014年が初乗り料金3,000ドン+1kmあたり300ドン、2015〜2019年が4,000ドン+1kmあたり400ドン、2020年が5,000ドン+1kmあたり500ドンと予定しています。この設定では、Ben ThanhからSuoi Tienまで地下鉄を利用した場合、バイクの燃料費(0.8リットルで1万ドンと試算)より安くなり、所要時間は30分とバイクの場合と同じです。
地下鉄での移動はバイクよりも断然安全性が高く、乗車している30分間はバイクでは得ることのできない貴重な休息時間となります。
(Thanh Nien)
(2008/02/23 12:35更新) |