中国も伝えたベトナムの富裕化
上海紙が昨年、「ベトナムのニューリッチ」という題で、大都市に住むベトナム人について大きく取り上げた。これまで貧しいイメージを持たれることが多かったベトナムだが、経済成長に伴いハノイやホーチミン市には裕福な人が増えた。
グティエレス米商務長官は、ベトナムを現在世界で急発展している国のひとつとしている。「貧しい」というイメージがベトナムにつきまとうことは、もうないかもしれない。
門戸開放以来、ベトナムでは外国投資が急増し経済は発展を続けている。街は美しい服を身にまとった人々が行き交い、喫茶店や高級レストランではどのテーブルからも優雅なお喋りが聞こえる。ネットカフェも生活の一部となったが、これらはすべてここ数年で見られるようになった光景だ。
ビジネスマンはその存在感を日々増し、企業は一年に約3万5,000社設立されているという統計もある。
ホーチミン市に住むHoang Duc Trung氏。今年35歳の彼は好調な成長を続ける医療機器販売会社の社長で、いつも流行の服に身を包み、腕にはスイス製の高級時計、「足」は十万ドル級の自動車だ。彼の妻も流行品を扱う店を経営している。
世界銀行のデータによると、ハノイでは月1,500ドルを支出する富裕層が全体の約2割を占める。ハノイでの1ドルが欧米での5ドルに等しいと考えると、彼らの支出の大きさが分かるだろう。
ベトナムは中国同様、長期間に渡り様々な制限があった。これが自宅にカラオケ設備や大画面の薄型テレビ、冷蔵庫、クリスタル製シャンデリアなどを買い集め、百万ドルもするヴィラやマンションで富を証明するという異常な心理を生んだ。
以前はテニスコートに通うことが一種のステータスだったが、現在はゴルフが取って代わった。ゴルフクラブの会員となり年間1万〜1万5,000ドルを支払う人も増えている。健康や美容におしみなくカネをつぎ込む人も珍しくなく、1回の施術料が100〜200ドルというマッサージ、高級美容室、スパもいたるところで見られるようになった。
(Thoi Dai)
(2008/02/22 07:51更新) |