ベトナムの外国投資、実行を重視
計画投資省は2008年の外国直接投資(FDI)について、約束額の目標達成だけでなく計画に即し、かつ経済発展に効果的な誘致を進める。
投資促進局のPhan Huu Thang局長は「FDI誘致で重要なのはベトナム経済の受け入れ能力や全国・地方の計画に合ったものであること」と言う。実際これまでも地方は大型プロジェクトでも計画に合わないとして拒否している。
ダナン市は2つの鉄鋼プロジェクトについて、環境汚染が懸念され市の最重要分野である観光に影響するとして却下し、Ninh Binh省の火力発電所、Ba Ria-Vung Tau省の鉄鋼プロジェクトも同様の理由で拒まれている。
Vo Hong Phuc計画投資大臣は、鉄鋼分野で大きな資本が流れているが、省としては環境保護と持続的な発展のため、計画の定まっていない地点には許可しない方針だと話している。
今年誘致を集中的に進める分野は引き続き、ハイテク、ソーステクノロジー、インフラ、人材育成、ホテルおよび高級都市区建設という諸外国との発展格差を縮めるものだ。日本、欧米、韓国の高い資金力や技術を持つ企業が引き続き主要なパートナーで、中東から超大型プロジェクトが展開される予定もある。
Thang局長は、実行額を増やすことが最重要課題だとし「実行が進まなければ、ベトナムの投資環境を疑わせることになるため適切な政策で最適な条件を整える」としている。
今年の実行額の目標は前年比33%の約60億ドルであり、第1四半期中に計画投資省は地方と協力し、プロジェクト展開に向けた最善の条件作りと補助制度の確定のためFDIプロジェクトの再点検を行う。大規模プロジェクトについては特別の支援をする。その他交通インフラや高レベルの人材、用地回収など実行を遅らせる原因となる問題の解決に努める。
(Tien Phong)
(2008/02/02 12:30更新) |