ベトナムをコーヒー消費大国へ
― Nestle Vietnam社長インタビュー ―
ベトナムのコーヒー分野で様々な支援プロジェクトを展開するNestle Vietnam社のPierre Schaufelberger社長にお話を伺った。
Q: 支援をされている理由は?
A: ベトナムのコーヒー分野への投資と支援を決めたのには2つ理由があります。第1に世界最大のコーヒー会社である弊社は、世界第2のコーヒー輸出国ベトナムの輸出コーヒーの20〜25%を消費していることがあります。
第2に、ベトナムのコーヒー消費には明るい展望があります。ベトナムは世界的なコーヒー輸出国ながら、1人当たりの年間コーヒー消費量はわずか30杯です。この消費量は世界と比べとても低く、市場の潜在力は大きいと言えます。弊社はDong Nai省に工場を持っており、ベトナムを世界有数のコーヒー消費国にしようと努力しています。
Q: ベトナムにおける具体的な支援プロジェクトについてお聞かせください。
A: Dac Lac省におけるコーヒー分野発展に向けた自治体・個人の支援プロジェクト(PPPプロジェクト)、▽組織培養による繁殖法の研究、▽4C(持続可能なコーヒー業界のための責任分担)プロジェクトの3つがあります。また農業農村開発省、科学技術省と共同で、ベトナムコーヒーの品質向上を目指し、輸出コーヒー豆の品質に関する規定の作成を行っています。
PPPプロジェクトは2009年まで続くもので、現在第2期にあり農園を拡大しています。繁殖法の研究は追跡段階で、Kaffeeの技術者と協力しベトナムにおける方法について評価します。4Cプロジェクトではコーヒー分野の関係機関とプロジェクトを支援している外国取引先とともに、コーヒー栽培と持続的な経営について世界基準の設定を検討しています。
4Cに沿って良質なコーヒーを生産できるよう農家の育成を続けていきます。Dong Nai省Cam My、Lam Dong省Di LinhとBao Locの農家50人に4Cの原則と条件を紹介し、彼らの自己評価の結果と4C基準との差を縮小するための技術支援と人材育成を行います。4Cに従って栽培されたコーヒーは直接買い取ります。
Q: プロジェクト終了後、輸出コーヒーの品質に変化は?
A: PPPプロジェクトでは変化が明らかでした。農家は水やりと肥料の量を減らすことで経費を大幅に削減し、さらによく熟れた実を収穫できました。農園1haにかかる費用は平均2,000万ドン(約1,250ドル)から1,500万〜1,600万ドン(約940〜1,000ドル)に削減されました。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2008/01/18 05:21更新) |