外国投資ファンド、ベトナム民間企業に熱視線
国営大企業を中心に投資を行ってきた外国投資ファンドが、その重点を民間の中小企業に動かしつつある。
Indochina Capitalが運営する投資ファンドIndochina Capital Vietnam Holidings Limitedは12月13日、ファッションブランドNinomaxxを運営するThoi Trang Viet社への投資を発表した。
資本金1,500億ドン(約938万ドル)の20%にあたる株式を取得し、NinomaxxのブランドPR、小売の管理、財政、会計、人材育成をサポートする。Indochina CapitalはこれまでにもMai Linh社、Hoang Quan不動産、Viet-Han生産投資社(Hoi An)と提携している。
Indochina CapitalのCEO・Tung Kim Nguyen氏によると、ベトナムでの活動開始以来Indochina Capital Vietnam Holidings Limitedは調達資金6億ドル超のうち4億ドルを投資している。主に上場・OTC市場の株式に向けられ、同ファンドが証券市場に投じる額は2008年中に10億ドルに達するだろうという。
Indochina Capitalは最近、不動産とインフラに投資する新たな2投資ファンドの設立を発表した。資本規模は10億ドルだ。これ以前にも、不動産分野へ投資するファンドを2つ持っていた。
VinaCapitalも証券、不動産、インフラ分野を中心に資金を投じている。運営するVietnam Opportunity Fund(VOF)は最近ロンドン市場に上場したが、2003年9月の設立以来、民間企業、上場・OTC株、株式会社化国営企業への投資を通じ大きな利益を上げている。投資しているのは発展の著しい金融サービス、小売、消費財、観光、不動産、インフラ、ITなどの分野が中心だ。
外国投資ファンドの投資先のシフト傾向のなかで代表的な存在がIndochina CapitalとVinaCapitalだ。各ファンドは金融分野を高評価しているが、出資規制をネックに感じている。また一部投資ファンドは、消費財や不動産、サービスなどの分野の潜在力が金融分野に引けをとらないと評価している。なかでも注目されているのが民間企業だ。
VinaCapital代表によると、民間企業はあらゆる分野に存在し、発展の潜在力も非常に大きい。現在、ベトナム企業の約9割は民間の中小で、GDPの4割に貢献している。機動力・柔軟性というメリット以外に、マネジメント能力も改善されてきている。
Indochina Capitalは輸出、国内向け消費財分野に特に注目している。平均1,500万ドル、最低500万ドル、最高6,500万ドルをこの分野の企業に投じ、5〜20%の株式を取得する。戦略的な投資対象ではこれを20〜49%とする。国営企業に対する保有率は1〜10%である。
(Nhip Cau Dau Tu)
(2008/01/14 06:02更新) |