ベトナム初の航空機部品工場を建設
― 三菱重工業ハノイ駐在員事務所代表インタビュー ―
三菱重工業(MHI)は2008年1月、投資総額700万ドルでMHI航空会社(MHIVA)を設立し、航空機メーカーとして初めてベトナムに民間航空機部品の組立工場を設立する。MHIハノイ駐在員事務所の斉藤所長にお話を伺った。
Q: 工場の計画について教えてください。
A: 2008年4月に着工、年内完工を目指し、完工後はすぐに操業を開始します。米Boeing社の支援のもとBoeing 737型機のフラップを生産します。2008〜2009年にかけては毎月2〜8機分、2011年以降は10機分の組立てを見込んでいます。
その後もAirbus社をはじめとする他社への供給に向け生産規模を拡大します。フラップ組立用の部品は初めは日本やマレーシア、中国から調達しますが、徐々に国内に切り替えます。
Q: 裾野産業が未発展のベトナムを選ばれた理由は?
A: 東南アジア各国を調査した上で、豊富で勤勉な人材、安定した政情、好調な経済を持つこと、またインフラ、交通面の良さから、ハノイにある日系のThang Long工業団地を工場用地に選びました。ベトナムでの生産拡大に向け、パートナー探しも望んでいます。
Q: ベトナムでの今後の計画は?
A: 今回の投資はホーチミン市で建設中のディーゼルエンジン生産工場に続くプロジェクトです。Phu My 1火力発電所、カントー市のO Mon火力発電所などの大規模プロジェクトも請け負っており、高速道路やハノイ市、ホーチミン市での地下鉄建設のような大型インフラ事業にも関心を持っています。
(Dau Tu)
(2008/01/08 12:54更新) |