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ベトナム:繊維製品が輸出品目でトップに
2007年、繊維業界は苦戦するとの見方が強かったが、輸出額は前年比32%増の77億ドルに達し、原油を超え全体で最高となる見込みだ。
ベトナム繊維協会(Vitas)Le Quoc An会長は今年初め、原材料コストの上昇など企業が直面するハードルを多数指摘していたが、最も大きなものが米国のベトナム繊維製品に対する監視プログラムだった。
今年第1四半期、米国のズボン、シャツ、下着、水着、セーターの5品目に対する監視プログラムの正式発動で受注は大きくダウン、データ監視にとどまったが輸入業者は不安を感じ発注を停止、リスク回避のため他国に注文を割り振ったため相当の影響が出た。
これに対しVitasと商工業省は企業に対し、不適切な行為がないことを主張し、ダンピング調査につながる危険性を排除するよう勧告し、企業側は輸出品に関する生産コストなど各種帳簿を自主的に用意した。
企業の一丸となった取り組みは、米国への輸出増という結果に表れた。第1四半期こそ低迷したが4月以降、月平均5億ドルの輸出を達成し、第3四半期には7億ドル超の月が続いたこともあった。各社は自主的に市場拡大に動き、主な輸出先は米国:約45億ドル(全体の56%)、EU:約15億ドル(18%)、日本:約7億ドル(9%)となっている。
商工業省Bui Xuan Khu次官によると、2008年の繊維製品輸出額は2007年から22%増の95億ドルが目標だ。輸出先は米国がメインで全体の55%(55億ドル程度)を占め、次いでEUの18億ドルとなる。
米国は重要だがリスクが潜む。監視プログラムは継続され、輸入業者には心理的に影響している。EUに関しては、多様な需要から企業努力次第で期待できるが、来年EUが中国に対するクオータを撤廃することが不安要因だ。
そのなかで日本は、シェアこそ大きくないが、すでに信頼を得ている企業には「堅い」市場だ。経済連携協定(EPA)交渉によってはチャンスが拡大する可能性もある。商工業省は現在、繊維製品を含むベトナム製品の関税率の10%から0%への引き下げを目指し交渉している。
(Tuoi Tre)
(2007/12/26 08:17更新) |
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