ベトナムの航空分野、2020年までに150億ドルかけ環境整備
12月5日に行われた国際航空会議で、ベトナム民間航空局Lai Xuan Thanh副局長は、この5年間でベトナムの航空業界は年平均15%、2007年に限れば20%の成長だったと述べた。
パイロット養成で世界大手のWorld Airline Servicesは、ベトナム航空や民間航空局と共同で、教官・パイロット育成を進める計画だ。
2020年までの航空分野の発展戦略にかかる経費は150億ドル、うち航空機に80億ドル、空港に50億ドル、航空管理に20億ドルが向けられる。
計画によると、ハノイ、ハイフォン、ダナン、Hue、Chu Laiなどの国際空港10カ所を含む空港26カ所を整備する。南部では2015〜2020年にLong Thanh空港が営業を始める計画で、年間利用者数は第1期が4,000万人、2020年の第2期には1億人が見込まれている。
カントー空港やベトナム有数の観光地Phu Quoc国際空港、Lien Khuong国際空港などもすでに着工している。また航空機の部品製造や、航空機メンテナンスセンターへの投資を呼びかけていく。
高度成長と需要の高まりから、ベトナムは中国やインドと並び大企業の注目を集めている。航空技術設備で米大手のGE Aviationは、ベトナムの小規模空港を狙っている。World Airline Servicesによると、飛行シュミレーションセンターや部品製造などの分野での投資について免税としている国が多いなかで、外国投資家はベトナムの事業所得税を懸念している。
これについてThanh副局長は、航空分野に投資する100%外資企業は28%の事業所得税が課されるが、政府の奨励策により最初の5年間は免税、続く5年間は50%減税になると説明した。
Thanh副局長は、投資家が航空分野での人材や空港インフラ整備を重視し、航空機の部品製造やメンテナンスセンターが忘れられていると指摘する。現在は三菱重工業による投資総額700万ドルのThang Long工業団地における航空機部品工場プロジェクトがあるのみだ。
今後ベトナム航空は、2012年にAirbus A350型機10機、A321-200型機20機を補充する。新設の航空会社も航空機やメンテナンスの需要があり、部品製造工場とメンテナンスセンターの建設が急務となっている。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2007/12/19 07:20更新) |