ベトナムの農村支援におけるNGO団体の役割
ベトナム科学技術会連合は12月7〜8日、農業農村開発における民間社会団体の役割と効果的な支援をテーマに会合を実施した。民間社会団体は労働組合や青年団、婦人会、ベトナム祖国戦線などの大衆組織や、国内外の非政府組織(NGO)が知られている。
世界のNGOとベトナムの関係は長く、1978年にはすでに70団体が食糧や医薬品、慈善活動に総額3,000万ドルを支援していた。
その後NGO団体数と支援額は増え続け、農業農村開発省のNguyen Van Cuong氏によると、外国のNGO団体は1994年の200団体から2006年には650団体と3倍に増えた。支援額も▽1993年・4,000万ドル、▽2002年・8,500万ドル、▽2004年・1億4,000万ドル、▽2005年・1億7,500万ドル、▽2006年・2億2,200万ドルと増え続けている。
NGOの支援活動は、貧困地域や遠隔地などを中心に、貧困削減や持続的な経済社会発展を目指し全国64省で実施されている。外国NGOによる支援は、物質的な支援以外に技術や経験の移転、国民の知識向上、医療、初等教育などに対しても行われている。
国内の各NGO団体は、食糧の安定生産、貧困削減、環境・農村、エネルギー開発、上水道・農村環境、バイオ農業、コミュニティ開発、天然資源管理、医療・健康などの分野で活動しているが、支援金の有効活用が課題となっている。
支援側は、地域に適した支援のために、地方の特色にとりわけ注意する必要があるとの声もある。各地方で異なる背景は、支援プロジェクトの内容や方法にも影響する。
支援金の有効活用と並び、ベトナムの戦略も重要だ。ベトナムは5年前には貧困削減を国家戦略とし、各国際組織も生活や貧困削減、インフラ改善で効果的な支援をした。
しかし現在ベトナムは持続的な発展や国際経済との統合を戦略としており、各国際組織は環境保護やコミュニティの衝突削減、民主基盤の構築、汚職防止などにプロジェクトを集中させることが必要だろう。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2007/12/18 02:35更新) |