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ベトナムの工芸村、発展の準備で立ち遅れ
専門家は、「ベトナムの伝統工芸村の保存と発展」計画について、深刻な原料不足や低品質、競争力の弱さなど、工芸村の経済発展に向け解決が求められる多くの問題を指摘する。
■深刻な原料不足
ハノイのBat Trang村やHa Tay省Van Phucのシルク村、Thai Binh省、Quang Nam省、ダナン市にある工芸村の多くの業者が現在、赤字に陥り、閉鎖を余儀なくされている。閉鎖を免れていたとしても、日用雑貨の生産などに転換する例も目立つ。
ベトナム伝統工芸村研究協力センターLe Ba Ngoc氏によると、消費者、特に外国人は見た目が美しく良質で、さらに値段が安い商品を求めるようになっている。一方原料価格は日毎に高騰しており、例えば現在、籐や竹はキロ9,000ドンと、ここ5年間で最高値となっている。
籐や竹などの原料を使用した手工芸品を生産する業者は、国内原料の不足から行き詰っている。外国企業と契約を交わしたBinh Duong省のある手工芸品メーカーが、注文に応じるため原料確保に走ったところ、原料が底をつきかけていた同じ業種の工芸村や企業は狼狽した。「たった1社の行動で業種全体に影響が出た。原料不足の深刻さがよく分かる」とNgoc氏は話す。
■貧困スパイラルからの脱却を
農業農村開発省の農村職業室Ton Gia Hoa室長はこう語る。「ベトナムの伝統工芸村には弱点が多くある。いや、弱点があるからこそ工芸村だと言えば、彼らが置かれている状況が分かるだろうか」。Ngoc氏も、働くほどに貧困になり、衰退していく工芸村も少なくないと指摘する。
Hoa氏によると問題の原因は、生産の分散、小規模工場、近代的でない技術、旧式の機械設備の使用などにあり、国の農村地域に対する職業管理も行き届いていない。一部業績を上げている企業はブームに乗るのを好み、大企業と組んで欲を出すが、発注量をさばききれず契約を破棄してしまう例も多い。
ベトナム能率センターのNguyen Anh Tuan所長は、競争力を高め、工芸村の弱点を克服するには、公的機関の管理能力向上が不可欠だと言う。
「工芸村の保存と発展」計画は、品質向上、工芸村の発展に向けた投資誘致のためにも、計画で終わらないようにしなければならない。
この計画は最近首相に提出され、現在64省・市から意見を聴取しているところだ。企業は、現在抱えている問題が少しでも解決するよう、2008年中にこの計画が実施されることを望んでいる。
(Nguoi Lao Dong)
(2007/12/15 12:25更新) |
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