ベトナム企業、香港証取上場でチャンスを
― 香港証券取引所Ronald Arculli会長インタビュー ―
香港証券取引所代表団がホーチミン市を訪問し、ベトナム企業に対し香港での株式公開について紹介した。香港証券取引所のRonald Arculli会長に話を聞いた。
Q: ベトナム経済をどう評価されますか?
A: 今日、金融市場はグローバル化し、ITにより簡単に世界中に資金が流れるようになりました。南米にいながら東京やバンコク、中国市場の証券を購入できるのです。ベトナム経済は非常にアクティブで魅力的、強い経済発展を遂げていた15年前の中国に似ています。
Q: 香港証券取引所に上場するメリットは?
A: 香港だけでなく中国、全世界から投資を受けるチャンスが得られます。香港証券市場を知る誰もが、香港証取に上場した企業を高く評価するでしょう。
私たちが提示する条件は厳しすぎず、かといって緩すぎないものです。会計基準、企業管理方法、経営の透明性は国際基準に則します。ベトナム企業が香港証取に上場すれば、すでに上場している約1,000社と比較されます。
中国の発展は非常に強烈で、多くの投資家、特にファンドを惹きつけ、発展と並行し投資家は莫大な利益を得ました。彼らは投資のチャンスを探しており、ベトナムは投資家を掴むチャンスがあります。
Q: ベトナムでの上場企業の外国投資家の所有限度は49%、銀行では30%です。これはベトナム企業にとって障害になりませんか?
A: 外国投資家に対する所有制限はベトナムだけでなく、アジア各国で見られるものです。また個人的な考えですが、私はこれこそが、よりよい企業の株式に対する外国投資家の需要、興味を生む条件になっているのだと思います。この所有制限が将来的に緩和され、ベトナム企業が世界の資金に接触するチャンスを持つことを期待しています。
Q: 香港は高度に発展した市場ですが、ベトナムに対するアドバイスは?
A: 1970年代の香港には4つの証券取引所があり、激しく競争していました。その後一つにまとめられましたが、1987年に恐慌がおこり、4日連続で取引所を閉めざるを得ない状況でした。また1997〜1998年のアジア通貨危機には、香港証券市場も大きな影響を受けました。
その後1999年に私たちは改革を行い有限会社に転換し、1999〜2000年に株式化、グループ会社を持ちました。現在これらの会社は香港証券取引所に上場しています。この道のりは私たちの良い経験となっており、ベトナムと分かち合えると考えています。
国家証券委員会と協力のために話し合っています。来年1月にも覚書に署名することになるでしょう。
(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon)
(2007/12/14 07:20更新) |