ベトナム産コショウ、国際市場で主導権を握る
― ベトナムコショウ協会会長インタビュー ―
ベトナムコショウ協会Do Ha Nam会長に、国際市場におけるベトナム産コショウについ話を聞いた。
Q: 国際コショウ協会(IPC)議長国に選ばれました。
A: マレーシアで先日開催された国際コショウ会議で、農業農村開発省Diep Kinh Tan次官が2008年のIPC議長に選ばれました。来年はホーチミン市で国際会議が開催されます。
これらはベトナムのコショウ分野にとって大きな出来事であり、国際コショウ市場におけるベトナムの重要性を意味するものです。現在世界のコショウ総輸出量の50%を占めるベトナムが、少しでも風邪をひけば国際市場に影響がでます。
今年は雨不足と害虫により、ベトナムの生産量は20%減少する見込みです。しかしこれは世界各国に共通する状況で、コショウ価格は2006〜2007年初と比較して2〜3倍に上昇しています。輸出量はダウンしても、輸出額は2億4,400万ドルに達しており、前年と比べ48%増加しています。
Q: コーヒーやコメなどでも輸出品が品薄となっています。コショウも同様に?
A: 商工業省の予測によると、今年のコショウ輸出額は3億1,000万ドルに達する見込みです。輸出用コショウにはまだ余裕があり、品不足にはならないでしょう。
Q: 輸出量は世界トップでもブランドが国際市場で認知されていないとの声もあります。
A: 輸出企業はあるものを売っているだけで、国際市場で印象が薄いとの意見があります。ですが輸出シェアの半分以上を占め、西アジアとアフリカ市場のほぼ全てを手中に収め、市場での安定性も高いことから、ベトナム産コショウは世界的にブランドを確立しているといえるでしょう。
最近ベトナムコショウ協会が開催した商談会や輸出促進イベントでは、ロシア、ドイツ、ポーランドなど各国の企業がベトナム企業と契約を交わしています。
Q: ベトナムコショウ分野の弱点は?
A: 品質の安定と向上のための投資が適切に行われていない点でしょう。企業と農家の連携はまだ弱く、現在のように価格が高ければ農家は多くの利益を得ますが、企業は価格について頭を悩ますことになります。
さらに問題なのは、価格が下落すれば農家が競って廃棄し、価格が上昇すれば栽培に殺到することです。このリスクが大きいことから、農業農村開発省はコショウ栽培面積を5万haに維持するよう農家に指導しています。
(Nguoi Lao Dong)
(2007/12/05 05:02更新) |