ベトナム:不動産取引きの8割が転売目的
ある不動産会社によると、不動産購入者の8割は転売目的で、過去3年に販売したマンション3,000戸のうち実際の入居はわずかだったという。
転売者の大半は不動産仲介業者だ。ホーチミン市には現在、小規模業者を中心にこの種の業者が構える店舗が3,000存在する。業者は複数の店舗をNam Sai Gonや2区など人気エリアに持つが、新しい物件は少なく、売買を繰り返している状況だ。
売り出し間近の物件はこれら業者にマークされ、いざ販売が始まれば激しい争奪戦が繰り広げられる。仲介業者は人手をフル動員し、物件の獲得を狙う。
先ごろ大きな騒ぎになった2区の高級マンションThe Vista申込みの列に並んでいた「場所取り役」によると、家族10人がこの仕事をしており、販売日には雇主に呼ばれる。
マンション売出しでは、発表されている戸数と実際が異なる例がある。一部を開発会社やそのスタッフが押さえ、値上がりを待ち売り出されるという。稀少性をアピールし価格をつり上げる開発会社も少なくない。Nha Be県の物件が30分で完売したという話も、事実ではないとの指摘がある。
Nam Sai Gonエリアで複数の不動産プロジェクトを手掛けたある会社は、居住者がいるほうが物件も美しく見えることから、実際に住む人への販売を増やそうと努力したが、スタッフが意に反し利益を追求したため、業界の波に呑まれた。2003年からこれまで、居住目的の購入者の10%拡大に向け努力してきたが、依然実現できていないという。
(Tuoi Tre)
(2007/11/08 06:10更新) |