ベトナムハノイ市で深刻なホテル不足
ハノイ中心部ではこのところ、どのホテルも満室が続いている。旅行関係者によると、ホテル不足は3〜4カ月前から始まり、宿泊先が手配できず外国からの団体ツアーを断る旅行会社も多いという。
実際に回ってみると、旧市街はいずれも満室、中心部から少し離れても「遅くとも2〜3日前に予約が必要」といった答えが返ってきた。あるミニホテルによると、中級の25万〜40万ドン(約16〜25ドル)の部屋が初秋から満室続きで、空いているのは高級な部屋か10万〜15万ドン(約6.2〜9.3ドル)の安宿しかないという。高級ホテルを回っても、ほぼ満室の状況に変わりはなかった。
市観光局によると、現在市内にあるホテルは511軒(1万2,700室)、うち星付きは178軒(8,424室)にとどまる。不動産コンサルティング会社によると、市内の3〜5つ星ホテルの客室稼働率は80〜90%、宿泊料金も5つ星ホテルで1泊平均126.26ドルと高い。
ホテル不足の原因としては、外国人旅行者の旅行シーズンに入ったこと、国連安保理非常任理事国入りなどで注目を浴びたこと、そのほか現在ハノイ市が結婚や会議などのシーズンであることも影響している。
だが専門家は、このほかの原因を多数指摘する。まずホテル整備計画が不十分で、これはベトナム観光総局の予測の甘さに起因するものだ。ホテル建設計画は増えてはいるが、手続きは煩雑で、許可されたプロジェクトも立ち退きや工事の遅れに直面する。
Melia、Daewoo、Horisonなど大型ホテルが部屋をオフィス向けとして企業に貸していることもある。旅行者が少なかった数年前は、部屋の稼働率が低かったことから大型の4〜5星ホテルは長期で企業に部屋を貸していた。突如増えた旅行者に貸すために企業を追い出すことも難しいのである。
(Sai Gon Giai Phong)
(2007/11/02 06:49更新) |