ベトナム:商標、工業所有権の保護を強化
商標の確立と保護を考えるセミナーが、ベトナム知的財産局と特許庁(日本)により開催された。
販売促進、シェア獲得の重要なツールという認識が日増し強まっている商標は、市場の発展とともにその数も急増した。商標は企業の叡智の結集、大きな財産であり、世界的に知られる「コカコーラ」のブランド価値は700億ドルとも言われている。
知的財産局Tran Viet Hung局長によると、有名な商標は常にコピーのターゲットとなっており、国際的に知られるベトナムブランド「Trung Nguyen(コーヒー)」、「VINATABA(タバコ)」なども無断で使用されている。
工業所有権の保護に関するパリ条約では、批准国は商標侵害にあたる登録を却下、無効とし、またその使用を禁じる義務がある。知的財産権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS)も商標について規定しており、有名商標と同一の商標は、商品・サービスの内容が異なっていても、誤解の恐れがあれば侵害と見なされる。
科学技術省や経済警察局は、ベトナム・世界の商標・ロゴについて数百件の違反を摘発している。知的財産局では近年、まぎらわしい商標の登録申請が増えている。商標登録件数は増加傾向にあり、今年は約3万件の申請があった。うちベトナム企業が6割を占めるが、この割合は10年前には2〜3割だった。
商標保護は、経済や輸出の規模拡大に向けた健全な競争環境を保障し、企業の権利を守るものである。国際社会への参入期においては商標確立と保護をよく知り、長期的で具体的な戦略を持つことが必要だ。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)
(2007/11/01 03:17更新) |